昔(旧暦)は立春が新年の始まりであり、立春から始まる月を正月(1月)と呼び、そしてこの立春を基準に季節の節目が決められている。こうした季節の変化を“二十四節気(にじゅうしせっき)”に表すことで、私達日本人は、より自然を身近に感じ慈しんできた。
2026/07/17
自然の国の人だから - 二十四節気

昔(旧暦)は立春が新年の始まりであり、立春から始まる月を正月(1月)と呼び、
そしてこの立春を基準に季節の節目が決められている。
こうした季節の変化を“二十四節気(にじゅうしせっき)”に表すことで、
私達日本人は、より自然を身近に感じ慈しんできた。
日本人の気持ちに立ち返ってみたら、
また違った2026年が見えてくるかもしれない。
| 自然の変化を的確にとらえた二十四節気と七十二候 |
日本と季節も真逆のオーストラリアでは、日本の繊細な季節の移り変わりも忘れてしまいがち。それでも、日本の知人へ手紙を書いたり、日本へ一時帰国したり、日本人の気持ちをいつまでも大切にしたい皆さんへ、知っていたら役に立ちそうな今年の二十四節気と七十二候を季節ごとに紹介します。日本への思いを馳せながら、言葉選びや旅の準備の参考に。
| 春の二十四節気と七十二候 |
| 二十四節気 | 春分 しゅんぶん [ 八節 ] |
| 2026年の日付 | 3月20日 |
| 意味 | 春分の日。 昼夜の長さがほぼ同じになる日で、この日を境に陽が延びていく。 この日から寒さも峠を越して和らいでくる。春分を挟んで7日間が春の彼岸。彼岸の中日。 |
| 七十二候と意味 | 雀始巣(すずめ はじめてすくう) 雀が巣を作り始める頃。昼の時間が少しずつ伸び、小鳥たちが繁殖期を迎える。3/20頃。 |
| 桜始開(さくら はじめてひらく) 桜の花が咲き始める頃。お花見が美しい、本格的な春の到来。3/26頃。 |
|
| 雷乃発声(かみなり すなわちこえをはっす) 春の訪れを告げる雷が鳴り始める頃。大気も不安定で雪や雹も降る。3/31頃。 |
| 二十四節気 | 清明 せいめい |
| 2026年の日付 | 4月5日 |
| 意味 | すべてがすがすがしく、生き生きと明るく感じられる頃で、草木や花も咲き始める。 |
| 七十二候と意味 | 玄鳥至(つばめ きたる) 燕が南の国から海を渡って日本にやってくる頃。本格的な農耕シーズンの到来。4/5頃。 |
| 鴻雁北(こうがん かえる) 冬を日本で過ごした雁が北へ帰っていく頃。雁は夏をシベリアで、冬を日本で過ごす。4/10頃。 |
|
| 虹始見(にじ はじめてあらわる) 空気が潤い、雨上がりに虹がきれいに見え始める頃。4/15頃。 |
| 二十四節気 | 穀雨 こくう |
| 2026年の日付 | 4月20日 |
| 意味 | 穀物を潤すほどの春の雨により田畑の準備が整い、穀物の成長を助ける種蒔きの頃。茶摘みの季節でもある。 |
| 七十二候と意味 | 葭始生(あし はじめてしょうず) 水辺の葭が芽吹き始め、野山の植物が緑一色になる頃。4/20頃。 |
| 霜止出苗(しもやみて なえいずる) 霜が降らなくなり、苗代で稲の苗が生長する頃。4/25頃。 |
|
| 牡丹華(ぼたん はなさく) “百花の王”と呼ばれる牡丹が、豪華な花を咲かせる頃。4/30頃。 |
次回は、『夏の二十四節気と七十二候』を紹介します。

