
みなさんこんにちは。
メルボルンの現地エージェント「U&I global」のマナブです。
オーストラリアで生活されている方もこれから来られる方も、日々多くの方が英語の勉強をされているかと思います。
英語の勉強をしている多くの方が気になることの一つ
「英語の試験ってどうなん?」
というご質問を日豪問わず(時には全然関係ない国からも笑)よく受けます。
そこで、U&Iでは世界で使われている英語の資格試験についてご紹介いたしています。
今回は・・・
IELTS<アイエルツ>
こちらはケンブリッジ検定とならんで世界で最も有名な英語検定の一つで、
世界中の企業や教育機関で英語力の基準として採用されています。
受験者は年間約290万人、約140ヶ国で受験されています(2016年)。
日本でも受験者が毎年増えており、TOEICに代わるより実践的で信頼のあるテストとして認知されてきています。
IELTSは合否判定ではなく、得点に応じて0~9.0のスコアが与えられます。
試験には2種類あり、大学などの入学基準として利用されるAcademic moduleと一般生活や仕事など移住に関わるGeneral Training Moduleがあります。
違いはリーディングとライティングの前半で、その他は全て同じテストになります。
有効期限はどちらも2年となっているので、その時点の実力がよく顕れるようになっています。
<どれだけ必要なの?>
オーストラリアでは専門学校であればOver all(平均)5.5、TAFEでは5.5~6.5、大学では6.5以上となっていることが多いです。
ただし、Nursingなどコースによっては7.0以上が求められるものもあります。
オーストラリア、ニュージーランド、カナダでは永住権や就労ビザを取得するための要件となっており、年々その基準も高くなってきています。
就労ビザ要件では5.0以上となっていたり、技術独立永住権では7.0以上で点数がつくなどスコアが必須になっているため多くの方が勉強をしています。(変更の可能性があるので参考程度です)
<試験内容>
ライティング、リスニング、リーディングの順で行われ、テスト間約3時間、休憩はありません。
スピーキングは同日または事前に別日程で受験になります。
全て手書きの記述式のテストになるため、スペルミスや”a”などの聞き逃しなどは容赦なく減点されます。
ライティングは2パートあり、前半はAcademicではデータ分析、Generalではフォーマルな手紙・依頼文となり、後半はどちらも時事問題についてのエッセイ(意見)となっています。
単語数が決まっていることや表現、ボキャブラリーなど細かな採点基準+時間との戦いが非常にシビアになります。
ネイティブの人でもうまくできないこともあると言われるのでトレーニングは必須になります。
個人的には一番辛かったのはこのライティングでした(ToT)
反対に一番英語力が伸びた要因と感じたのも、またこのライティングでした^ ^
リスニングはパートが進むにつれ難しくなり、序盤でいかに点数が取れるかが7.0のカギになります。
繰り返しはなく、一度しか聞けないことや、選択問題でも選択肢が5つあるなど勘では点がなかなか取れないようになっています。
最終パートは非常に難しく、専門的な話などボキャブラリーが追いつかないかったり、スピードが速く一問逃すとドミノ式に崩れてしまうこともあります。
リーディングはどちらも広告や書籍、新聞などから出題されますが、Academicでは一般教養の内容となっており、単語数も多くなっていることが多いです。National Geographicなどからの出題があるなど、対策として雑誌を読むことも効果的といわれています。
Generalでは一般生活を想定したものとなっており、前半は簡単に感じますが、最後の3問目はAcademicと同等の難易度となっています。
スピーキングはマンツーマンで3パート、徐々に難しくなっていきます。
時制や発音などの細かいミスで減点される場合や意見がとっさに出てこなくてうまく話せないということもあります。
ゆっくり丁寧に話すことも必要ですので、日々鍛錬が求められます。
特に完了形と冠詞(the)の使い方は個人的には要注意でした。。。
<受験するメリット>
日本での知名度を気にしてやっぱりTOEICの方が・・・と思われる方もまだ多いかと思います。
それについては別のブログでお話しておりますが、そんなこと気にしなくて大丈夫です!
むしろ、英語の実力そのものを上げることを考えていただきたいなと思います。
IELTSの勉強は現実に使うことを想定して取り組むことで大きく英語力を伸ばすことができます。
正しい英語、フォーマルな英語、アカデミックの英語を取り入れていくため、日本や日常生活では得られない英語の知識や使い方が学べます。
また、先に申し上げた通りで勘では点数が取れないようになっているため、スコアが実力に比例するため、スコアがそのまま証明となり、自信にも繋がります。
時々「IELTSの勉強は試験対策だから実力は伸びない」とおっしゃる方もいます。
私が会った方に限って言えばですが、そうおっしゃる方は
受けたことがない
ネイティブ
既に英語ができている人
というのが多かったです。
個人的な経験ですが、仕事をしていく上でもIELTSで培った英語力はそのまま活きてきます。
ビジネスレベルで使うことを考えてもIELTSの勉強は非常に有効で実用的です。
もちろんIELTSだけが唯一の方法ではないですが、効果的なものであることは間違いないです。
ワーホリで来る前は全く知らなかったので「意味あるのかな?」と思われる方もまだ多いかとは思いますが、
英語の実力を上げたい
将来英語を使って仕事をしたい
就職でアピールしたい
英語喋れるようになった?と聞かれたら自身を持って喋れると言いたい
こんな方にはぜひチャレンジしてみていただきたいなと思います!
IELTSの試験や対策コースについての詳細についても日々ご相談を受けておりますので、気になる点がありましたらいつでもご相談くださいね。
世界が平和でありますように。
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