自然の国の人だから

昔(旧暦)は立春が新年の始まりであり、立春から始まる月を正月(1月)と呼び、そしてこの立春を基準に季節の節目が決められている。こうした季節の変化を“二十四節気(にじゅうしせっき)”に表すことで、私達日本人は、より自然を身近に感じ慈しんできた。

自然の国の人だから - 二十四節気・秋

 自然の国の人だから

昔(旧暦)は立春が新年の始まりであり、立春から始まる月を正月(1月)と呼び、
そしてこの立春を基準に季節の節目が決められている。
こうした季節の変化を“二十四節気(にじゅうしせっき)”に表すことで、
私達日本人は、より自然を身近に感じ慈しんできた。
日本人の気持ちに立ち返ってみたら、
また違った2026年が見えてくるかもしれない。

自然の変化を的確にとらえた二十四節気と七十二候

日本と季節も真逆のオーストラリアでは、日本の繊細な季節の移り変わりも忘れてしまいがち。それでも、日本の知人へ手紙を書いたり、日本へ一時帰国したり、日本人の気持ちをいつまでも大切にしたい皆さんへ、知っていたら役に立ちそうな今年の二十四節気と七十二候を季節ごとに紹介します。日本への思いを馳せながら、言葉選びや旅の準備の参考に。

秋の二十四節気と七十二候

二十四節気 秋分 しゅうぶん [ 八節 ]
2026年の日付 9月23日
意味 秋分の日。
昼夜の長さがほぼ同じになる日で、この日を境に日が短くなり、秋の夜長に向かう。
この日を挟んだ前後7日間が秋の彼岸。彼岸の中日。
七十二候と意味 雷乃収声(かみなり すなわちこえをおさむ)
春分から夏の間鳴り響いた雷が収まる頃。残暑も落ち着いてくる。9/23頃。
蟄虫坏戸(むし かくれてとをふさぐ)
外で活動していた虫たちが冬ごもりの支度をする頃。9/28頃。
水始涸(みず はじめてかるる)
田の水を抜いて、稲穂の刈り入れ準備をする頃。10/3頃。
二十四節気 寒露 かんろ
2026年の日付 10月8日
意味 秋が深まり、草木に冷たい露が降りるほど朝夕の冷えを感じ始める。
七十二候と意味 鴻雁来(こうがん きたる)
燕とは逆に、冬を日本で濾すために雁が北から渡ってくる頃。10/8頃。
菊花開(きくのはな ひらく)
菊の花が咲き始める頃。
旧暦(9月9日)の重陽の節供では、長寿を祈願した。10/13頃。
蟋蟀在戸(きりぎりす とにあり)
いよいよ稲が実り、穂を垂らす頃。
秋の虫、キリギリスが戸口で鳴く頃。10/18頃。
二十四節気 霜降 そうこう
2026年の日付 10月23日
意味 朝夕の気温が下がり冷気によって霜が降り始める頃。
この日から立冬までの間に吹く北風を「木枯らし」という。
七十二候と意味 霜始降花(しも はじめてふる)
山里に霜が降り始める頃。10/23頃。
霎時施(こさめ ときどきふる)
ときどき小雨が降る頃。初時雨は動植物の冬支度の合図。10/28頃。
楓蔦黄(もみじ つたきばむ)
紅葉や蔦の葉が色づく頃。11/2頃。

次回は、『冬の二十四節気と七十二候』を紹介します。