2024/05/07
その漢字 よみかた、だいじょうぶ? -『か行』その3

皆さんは、読み方の分からない漢字や熟語に出会った時に、きちんと調べていますか? 想像や思い込みで済ませてしまう人も結構多いのではないでしょうか。
コンピューターや携帯電話が全盛で、文字の入力は自動変換でそつなくこなせるこのご時世。但し、人前で読み書きするとなると、そうはいかないもの。でも書く機会は、ぐっと減っているから、今回は正しい漢字の読み方を強化したいと思います。日常生活やビジネスシーンで使われる漢字を中心にチェックしましょう。
言質 |
後々証拠として使えそうな言葉のこと。 |
「げんしつ」ではなく、げんちと読みます。ビジネスシーンでよく耳にする「言質を取る」は、言質を引き出すことを指します。 |
更迭 |
その職や地位に就く人が、替わる(替えられる)こと。 |
こうてつと読むのがが正解。ポジティブな時には使わない言葉なので、使う時にはご注意を!! |
ご利益 |
神仏が与えてくれる人の役に立つこと。 |
「ごりえき」と読んでしまいそうですが、ごりやくが正解。「ご」の有無で「益」の読み方が変わります。「ご」がないと漢音で「えき」ですが、「ご」が付くと呉音(ごおん)の「やく」になります。漢字って奥が深いですね。 |
御用達 |
宮中や官庁などに商品を納入することを指す。 |
ごようたしと読みますが、「ごようたつ」と読んでいた人もいるのでは。「有名人御用達の〜」などと使われていますが、本来の意味としては不正解。「宮内庁御用達の〜」が正解です。 |
暦 |
カレンダー、1年の月、週、日、日の出などを書き込んだもの。 |
音読みでは「れき」ですが、ひと文字だけで使われるときは、訓読みのこよみと読みます。 |