2024/01/30
その漢字 よみかた、だいじょうぶ? -『か行』その2

皆さんは、読み方の分からない漢字や熟語に出会った時に、きちんと調べていますか? 想像や思い込みで済ませてしまう人も結構多いのではないでしょうか。
コンピューターや携帯電話が全盛で、文字の入力は自動変換でそつなくこなせるこのご時世。但し、人前で読み書きするとなると、そうはいかないもの。でも書く機会は、ぐっと減っているから、今回は正しい漢字の読み方を強化したいと思います。日常生活やビジネスシーンで使われる漢字を中心にチェックしましょう。
曲者 |
普通とは違った一癖ある人物のことを指す。 |
正しい読み方は、くせもの。意味と同じで読みかたも一癖あり!?
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口伝 |
文字ではなく口で伝えること。 |
「こうでん」と読んでしまいそうですが、くでんが正解。アボリジニの文化は口伝で受け継がれていることは、有名ですね。 |
稀有 |
とても稀(まれ)な、珍しいこと。 |
けうと読みますが、「きゆう」と読んでいた人もいるのでは。「希有」と書くこともあるので、一緒に覚えておきましょう。
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逆鱗 |
目上の人を激怒させること。また目上のの怒りそのものを指すこともある。 |
正解は、げきりん。「友人の逆鱗に触れる」という使い方は間違いなので、気を付けましょう。 |
嫌悪 |
憎しみ嫌うこと、強い不信感を持つこと。 |
けんおと読むのが正解。「けんあく」と間違われることもありますが、「けんあく」は険悪と書き表情や雰囲気がトゲトゲしい、あぶなくて油断できないことを指します。 |