日焼け対策

オーストラリアは世界で最も紫外線の強い国の一つ。しっかり日焼け対策をして、夏を楽しみましょう!

日焼け対策 - サンスクリーンの選び方・使い方

日焼け対策 

澄みきった青い空に美しい海。せっかくオーストラリアに来たんだから、ビーチにスポーツにキャンプにと、アウトドアを満喫したいもの。でも、ちょっと待って。オーストラリアは紫外線の強い国で、世界で最も皮膚がんの発症率が高い国の一つ。うっかり素肌を太陽の下でさらしていたら、とんでもないことになってしまう…かも。そこで「日焼け対策」。しっかり日焼け予防をして、オーストラリアの夏をエンジョイしましょう。

● ● ●  サンスクリーンの選び方・使い方 ● ● ●

Sun screenサンスクリーンは紫外線が肌に到達する前にそのほとんどをろ過し、サンスクリーンの成分が紫外線を吸収したり、消散させたり反射させて紫外線を皮膚に届けない効果があります。オーストラリアではSPF(Sun Protection Factor)の値が30+の製品が最大の保護効果があり、紫外線の96%をろ過します。ただし、どんなサンスクリーンでも100%紫外線をブロックすることはできません。
SPFは、日焼けを起こすまでの時間を延ばす値で、たとえばSPF30ならば、何も塗らないときより日焼けに30倍時間がかかるということ。数値が大きいほど効果が高いのですが、肌への負担は大きくなります。

◆ 選び方
SPF30+で水に強いもの。値段と品質にはあまり関係はなく、オーストラリア国内で販売されている製品のほとんどがAustralian/New Zealand Standardに則ったものです。期限をチェックし、使用期限の過ぎたものは使わないようにしましょう。クリーム、ローション、ジェル状などのものがありますが、どれも効果に変わりはありません。ほとんどの製品は25度以下で保存すれば2~3年使用できます。

◆ 使い方
たっぷりの量(両腕、両脚、身体の前後それぞれに少なくとも小さじ1杯分ずつ、耳、首を含む顔全体に少なくとも小さじ半分量を目安とします)のサンスクリーンを、外出する20分前の清潔で乾いた肌にまんべんなくのばして塗ります。皮膚がサンスクリーン剤を吸収してしまうので、すり込み過ぎないようにしましょう。2時間毎に塗り直し、水泳や汗をかいた後はさらに定期的に塗り直します。

そしてもちろん、帽子、サングラス、服、日よけなどとの併用を忘れずに

◇ ◇ ◇ 噂の検証④ ◇ ◇ ◇

コンピューターのモニターで日焼けする?
なかには本当にわずかな量の紫外線を出しているモニターもありますが、日焼けするほどのものではありません。

次回は、紫外線対策グッズの選び方などについてお話しします。

取材協力: The Cancer Council Victoria