日焼け対策

オーストラリアは世界で最も紫外線の強い国の一つ。しっかり日焼け対策をして、夏を楽しみましょう!

日焼け対策 - 目の紫外線対策 その1

日焼け対策 

澄みきった青い空に美しい海。せっかくオーストラリアに来たんだから、ビーチにスポーツにキャンプにと、アウトドアを満喫したいもの。でも、ちょっと待って。オーストラリアは紫外線の強い国で、世界で最も皮膚がんの発症率が高い国の一つ。うっかり素肌を太陽の下でさらしていたら、とんでもないことになってしまう…かも。そこで「日焼け対策」。しっかり日焼け予防をして、オーストラリアの夏をエンジョイしましょう。

● ● ● 紫外線 ● ● ●

突然ですが皆さん、サングラスを掛けてますか?
紫外線の影響は、皮膚なら赤くなったり黒くなったりとすぐに見た目で分かるのですが、目はどうでしょう? 目に対する紫外線の影響は、見た目はもちろんなかなか症状として表れません。 紫外線の怖いところは、何年も何十年も経った後にその影響が出てくる事。

UV1年中降り注いでいる紫外線ですが、強さや量は季節や時間によって異なります。紫外線の強い季節は夏で、正午あたりが紫外線量の多い時間です。しかし、実は朝と夕方が1番目に悪いという話もあります。 それは、陽が高い日中は、帽子やサングラスで紫外線を防止できますが、陽の低い朝や夕方、横や斜めから目に入る紫外線は、防ぐのが難しいそうです。 日差しも弱く無防備になりがちな時間帯なので、皆さん十分にご注意下さい。

また、紫外線は大きな特徴として、地面で反射するという性質を持っています。1番多くはね返すのが、雪が積もっている時。2番目に多くはね返すのが砂地。そう、スキーや海水浴は要注意という事です。遊びに行く際は、この事を念頭に置いて下さい。

● ● ● 紫外線が目に及ぼす影響 ● ● ●

◆ 短期間
炎天下で長く裸眼でいたり、スキーの時にサングラスやゴーグルなしで長時間楽しんだ結果、角膜が炎症してしまい、ショボショボして涙が止まらなくなったり、腫れたり、強い光を見るのがつらい状態になります。

◆ 長期間
紫外線の多くは角膜で吸収されますが、目の奥の水晶体や網膜にまで達する波長の紫外線が、ダメージを与えます。水晶体をジワリジワリと損傷させ、白く濁ったようにしてしまう白内障、目の角膜が炎症して異常に増殖し、黒目にまで被さってくる翼状片、目の癌等、かなり深刻な眼病を引き起こします。
これらの眼病を予防するには、幼少の頃から日常的に目の紫外線対策する事が重要になってきます。

次回は、具体的な対策方法についてお話しします。

取材協力: The Cancer Council Victoria