日本人歯科医が分かりやすくご説明します
柴田歯科医院 
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●歯の損傷について●

歯科治療が必要になるのは、虫歯になった時だけではありません。
歯を強くぶつけたり、何か硬い物を噛んだり歯ぎしりをしていて歯が欠けた時にも、詰め物やクラウン、そして歯根管治療などが必要になることがあります。

歯の損傷とは?

歯の損傷とは、主に外傷により歯が欠損したり、断片化している状態を表します。
歯の一番外側の層であるエナメル質からその下の象牙質が少し欠けている場合から、歯の根にヒビが入っているものまでその程度は様々です。
英語ではtooth fractureと言います。

主な原因は?

幼少期に多くあるのは、家の中や公園で何かに歯をぶつけるなどして歯が抜けたり、ぐらついたりするアクシデントです。
就学後は、学校で外遊びをしている時に永久歯に外傷を負うこともあります。
永久歯の根が未完成な場合、外傷を負うとその後の歯の成長に大きな障害を残す可能性もあります。
成人で多いのは、自転車での事故や転倒、スポーツによる外傷や打撲により生じる外傷が多いと言われています。
そして、以前もご紹介したように、歯ぎしりも歯にダメージを与える原因になります。
また、氷やナッツ類、または飴など何か硬いものを噛んでいる時に、歯が欠けてしまうこともあります。

どんな症状だと重症の外傷と呼ばれる?

緊急な治療を必要とする歯の損傷は、特に歯の象牙質と歯髄が露見してしまっている場合です。歯がすでになくなっていたり、ぐらぐらしていたり、歯茎から出血があることもあります。完全に歯が抜け落ちてしまうのを防ぐため、隣接している歯をぐらついている歯を接着させることがあります。歯髄への損傷がひどい場合は、最初の来院の際に歯根管治療を要することもあります。

または、治療を始める前に、歯の痛みと炎症を抑えるために抗生物質や鎮静剤を処方する場合もあります。そして2~4週間後にもう一度診察し、根管治療を開始して、その後クラウンを被せることになります。

そして、中でも最も重症なケースは、歯の根が水平、垂直、または斜めに割れている時です。歯の根が損傷している多くの場合は、歯がすでにぐらぐらした状態にあり、抜歯をせざるを得ない状況にあります。
抜歯をした後は、部分入れ歯のプレートを入れたり、インプラント治療が必要になります。

歯の根の先の方が水平に割れている歯は、抜歯をせずに済むこともありますが、後に歯髄が死んでしまったり感染症状が現れたら歯根管治療をすることになります。治療方法や歯の状態を確かめるため、歯が損傷した場合は必ずレントゲンが必要です。

歯が欠けてしまったら?

歯が損傷していると言っても、歯のエナメル質が少し欠けているだけの時もあります。歯のぐらつきもなく、歯茎からの出血もなく、舌で触った時に少し尖った感じやザラつきを感じる時は、これに当てはまります。
多くの場合は歯には痛みもありません。歯髄に損傷をきたしていることは少なく、緊急な治療も必要ではありません。
治療の際は、詰め物で欠けた部分を修正したり、時にはクラウンを被せることもあります。

エナメル層と象牙質が損傷していたら?

深く損傷している場合、エナメル層と象牙質の両方が損傷を負っていることがあります。この場合も、歯が動いたりすることも歯茎からの出血もないでしょう。
ただし、冷たいものを食べたり飲んだりした時に痛みを感じることがあるかもしれません。
象牙質が長い時間露出し、口腔内の細菌に触れている状態にあると、歯髄組織の内側が死んでしまうことがあります。そうなってしまうと、細菌に感染して腫れたり膿むことがあります。
そのため、象牙質まで損傷を負った場合は、迅速に治療を行うことが大切になります。外傷を負った数日以内には必ず歯医者に行くようにしましょう。

主な治療方法は、象牙質に鎮静剤や抗生物質を塗り、詰め物やクラウンを被せる方法です。
治療の3ヵ月後または半年後に、歯髄に影響がないか確認するためにレントゲンを撮ることもあります。

もしもすでに歯髄がひどく傷付いている場合は、抜歯または歯根管治療が必要になります。
歯髄が死んだ歯を抜歯から救うためには、歯根管治療以外の方法はないと言っても良いでしょう。

 

歯の損傷を防ぐためには? 

歯を外傷から守るため、スポーツをする時はフェイスガードまたはマウスガードを付けましょう。マウスガードを付けることにより、歯や歯茎への外傷だけではなく、顔周りの骨やこめかみへの外傷、そして脳震盪のリスクも減らすことが出来ると実証されています。

例えば、アメリカンフットボール選手のフェイスガードとマウスガードの装着が義務付けられてなかった頃、選手が負った怪我の半数は顔や口でした。そして、保護器具の着用が義務付けられた後は、歯を怪我をする選手はほとんどいなくなりました。

現在、アメリカンフットボールだけではなく、野球、バスケットボール、サッカー、アイスホッケー、レスリング、ボクシング、ローラーブレーディング、スケートボーディング、バレーボールなど様々なスポーツをする時に、マウスガードの装着が推奨されています。

マウスガードは、歯科医院でオーダーメイドのものを作ることが出来ます。薬局やスポーツ用品店で購入が可能ですが、歯型に合わせて自分で成型しなければならないため、ぴったりと歯に合わなかったり、着け心地が悪かったりすることがあります。
歯科医院で作るマウスガードはプロの技術でしっかりと歯に合い、呼吸や会話がしにくいということもありません。

そして、もしも歯ぎしりをしているのにスプリントを装着していない場合は歯医者でスプリントをオーダーする、もしくは一時的な緩和のためにマウスガードを利用しましょう。気付かないうちにとても強い力で歯と歯を擦り合わせ、歯が欠けたり最悪の場合は割れてしまうこともあります。自分では気付いていなくても、顎に痛みがあったり、鏡を見た時に歯が磨り減っていたり欠けているのに気付いたら、すぐに歯医者に相談しましょう。

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突然のアクシデントで起こることの多い歯の損傷。
あまり痛みがなかったとしても、歯髄に影響が及んでいるかもしれません。
早めの診察により、救うことが出来る歯もあります。
もしも歯を強く打ったり、欠けたりしたらすぐに歯医者に行きましょう。

 

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受付には常時日本人スタッフがいますので、日本語でお気軽にお電話ください。

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