Page 18 - 201607
P. 18
日本人学校便り
139回 始業式・入学式
5 月 2 3 日( 月 )か ら 2 5 日( 水 )の 2 泊 3 日 、 チームレスキューといった、数多くのアク
フィリップ島のAdventure Resortで宿泊学 ティビティーに挑戦しました。中でも、チー
習をしました。メルボルン日本人学校の子供 ムレスキューという丸太と丸太を板で橋渡
達にとって、1番人気の学校行事です。 ししながら進んでいくアクティビティーで
1日目はまず、フィリップ島に行く前に大 は、楽しむだけでなく、協力することの大切
型スーパーマーケットに寄り、ソーセージ、 さを実感しました。夜には、南十字星と満月
パン、チーズ、カット野菜などの材料を買い の下、キャンプファイヤーを行いました。火
ました。オーストラリアには公共の広い公園 を囲みながら、ゲームや出し物を楽しんだ後、
が 数 多 く あ り 、そ こ に 設 置 さ れ た バ ー ベ 一人ひとりがこれからどう過ごしていきた
キュー台(電気コンロ)で自由に調理して食 いか決意を述べました。最後に、みんなで肩
べることができます。海がよく見える公園の を組んで校歌を歌いました。
バーベキュー場で、昼食にホットドッグを 3日目は、サークトロンとジャイアントス
作って食べました。できたてのホットドッグ イングというアクティビティーを楽しみ、
の味は最高でした。 あっという間に帰る時間になりました。「2泊
更に、この日はフィリップ島でペリカンや 3日では短いです。もっと泊まりたいです」と
ペンギンもたくさん見ることができました。 言っている子供が多かったです。
2日目は、午前中にロックウォール、カヌー たくさん楽しみ、たくさん学んだ3日間で
イ ン グ 、午 後 か ら フ ラ イ ン グ フ ォ ッ ク ス 、 した。
The Japanese School of Melbourne 6 Ellington St.
Caulfield South
メルボルン日本人学校 T: 03 9528 1978
W: jsm.vic.edu.au
日本国内に準じた「公教育」を願う人々の努力によって設立された在外教育施設のひとつです。月曜日から
金曜日までの全日制の学校です。転入学などのご相談など随時受付中です。
わたしの町の助産婦さん
異国の地・メルボルンで、妊娠・出産・育児を頑張っているお母さん達のお手伝いを、少しで
もしたい! そんな想いを持って『助産婦:産婦さんを助ける者(婦)』として、いろいろなお話を
していけたらいいな、と思っています。
こんにちは! 助産婦のチエコです♪ 出を防ぐことに役立ちます。気を付けたいの
まだまだ寒いですね。今回は寒い日の赤 は、生後24時間を過ぎたら室内では帽子を
ちゃんの体温管理について。 被せないこと。身体の暖めすぎはSIDS(乳幼
生まれたての赤ちゃんは体温調節がうま 児突然死症候群)のリスクになりますから
くできません。皮膚が薄く、皮下脂肪もあま ね。暖かい室内での使用は控えましょう。
りないので熱を保ったり作り出すことがで 部屋の温度・湿度を細かく調べて設定する
きません。大人のように汗をかいたり、身体 必要はありません。自分達が過ごしやすい温
の震えを起こしたりすることも上手ではな 度でいいでしょう。生後3ヶ月くらいまでの
いので、更に体温調節がしにくいのです。 赤ちゃんに着せる服は、私達が着ている枚数
生まれた直後の赤ちゃんは、特に低体温に よ り も 1 枚 多 め に 、も し く は 布 団 や 毛 布 な
気を付けたいです。赤ちゃんは暖かいお母さ ど、上に掛けるもので調節するのが便利で
んのお腹の中から、温度の低い室温の環境に す。赤ちゃんが寒すぎないか暑すぎないかの
生まれてきます。それに生まれたての赤ちゃ 判断は、赤ちゃんを触ってみると分かります
んは身体が濡れていますよね。そんなわけで が、手足は冷えていることが多いので判断に
低体温になりやすいんです。それを防ぐに は使えません。胸や背中に手を当て、汗をか
は、室温を暖かくする、前回お話ししたカン いておらず暖かければ、ちょうど良い具合に
ガルーケアで赤ちゃんを暖める、帽子をかぶ 体温調節ができているということです。
せるなどの方法があります。産後の赤ちゃん お風呂上りの赤ちゃんは特に身体が冷え
の体温は下がりますが、お母さんの体温は上 やすいので、部屋を暖かくしておく、すきま
がります。親子で肌のふれあいをすることで 風が入らないように気を付ける、すばやく
お互いの体温調節ができる、ってわけです。 身体をタオルで乾かすなどを心掛けると、
よくできた仕組みになってると思いません 赤ちゃんも気持ち良く過ごすことができま
か? 帽子については、濡れた髪からの体温放 すね。
日本では助産師として、病院・助産院・地域医療などで幅広く活動。2013年にオースト
ラリアでRegistered Nurseの資格を取得。現在はPostgraduate of Midwiferyを勉強
中。大変だけど、頑張ってます!
☆妊娠、出産、母乳育児の相談、訪問やケアの内容など、お気軽にお問い合わせ下さい☆
M: 0421 978 774(日本語対応) E: ohana_in_mel@yahoo.co.jp
18
139回 始業式・入学式
5 月 2 3 日( 月 )か ら 2 5 日( 水 )の 2 泊 3 日 、 チームレスキューといった、数多くのアク
フィリップ島のAdventure Resortで宿泊学 ティビティーに挑戦しました。中でも、チー
習をしました。メルボルン日本人学校の子供 ムレスキューという丸太と丸太を板で橋渡
達にとって、1番人気の学校行事です。 ししながら進んでいくアクティビティーで
1日目はまず、フィリップ島に行く前に大 は、楽しむだけでなく、協力することの大切
型スーパーマーケットに寄り、ソーセージ、 さを実感しました。夜には、南十字星と満月
パン、チーズ、カット野菜などの材料を買い の下、キャンプファイヤーを行いました。火
ました。オーストラリアには公共の広い公園 を囲みながら、ゲームや出し物を楽しんだ後、
が 数 多 く あ り 、そ こ に 設 置 さ れ た バ ー ベ 一人ひとりがこれからどう過ごしていきた
キュー台(電気コンロ)で自由に調理して食 いか決意を述べました。最後に、みんなで肩
べることができます。海がよく見える公園の を組んで校歌を歌いました。
バーベキュー場で、昼食にホットドッグを 3日目は、サークトロンとジャイアントス
作って食べました。できたてのホットドッグ イングというアクティビティーを楽しみ、
の味は最高でした。 あっという間に帰る時間になりました。「2泊
更に、この日はフィリップ島でペリカンや 3日では短いです。もっと泊まりたいです」と
ペンギンもたくさん見ることができました。 言っている子供が多かったです。
2日目は、午前中にロックウォール、カヌー たくさん楽しみ、たくさん学んだ3日間で
イ ン グ 、午 後 か ら フ ラ イ ン グ フ ォ ッ ク ス 、 した。
The Japanese School of Melbourne 6 Ellington St.
Caulfield South
メルボルン日本人学校 T: 03 9528 1978
W: jsm.vic.edu.au
日本国内に準じた「公教育」を願う人々の努力によって設立された在外教育施設のひとつです。月曜日から
金曜日までの全日制の学校です。転入学などのご相談など随時受付中です。
わたしの町の助産婦さん
異国の地・メルボルンで、妊娠・出産・育児を頑張っているお母さん達のお手伝いを、少しで
もしたい! そんな想いを持って『助産婦:産婦さんを助ける者(婦)』として、いろいろなお話を
していけたらいいな、と思っています。
こんにちは! 助産婦のチエコです♪ 出を防ぐことに役立ちます。気を付けたいの
まだまだ寒いですね。今回は寒い日の赤 は、生後24時間を過ぎたら室内では帽子を
ちゃんの体温管理について。 被せないこと。身体の暖めすぎはSIDS(乳幼
生まれたての赤ちゃんは体温調節がうま 児突然死症候群)のリスクになりますから
くできません。皮膚が薄く、皮下脂肪もあま ね。暖かい室内での使用は控えましょう。
りないので熱を保ったり作り出すことがで 部屋の温度・湿度を細かく調べて設定する
きません。大人のように汗をかいたり、身体 必要はありません。自分達が過ごしやすい温
の震えを起こしたりすることも上手ではな 度でいいでしょう。生後3ヶ月くらいまでの
いので、更に体温調節がしにくいのです。 赤ちゃんに着せる服は、私達が着ている枚数
生まれた直後の赤ちゃんは、特に低体温に よ り も 1 枚 多 め に 、も し く は 布 団 や 毛 布 な
気を付けたいです。赤ちゃんは暖かいお母さ ど、上に掛けるもので調節するのが便利で
んのお腹の中から、温度の低い室温の環境に す。赤ちゃんが寒すぎないか暑すぎないかの
生まれてきます。それに生まれたての赤ちゃ 判断は、赤ちゃんを触ってみると分かります
んは身体が濡れていますよね。そんなわけで が、手足は冷えていることが多いので判断に
低体温になりやすいんです。それを防ぐに は使えません。胸や背中に手を当て、汗をか
は、室温を暖かくする、前回お話ししたカン いておらず暖かければ、ちょうど良い具合に
ガルーケアで赤ちゃんを暖める、帽子をかぶ 体温調節ができているということです。
せるなどの方法があります。産後の赤ちゃん お風呂上りの赤ちゃんは特に身体が冷え
の体温は下がりますが、お母さんの体温は上 やすいので、部屋を暖かくしておく、すきま
がります。親子で肌のふれあいをすることで 風が入らないように気を付ける、すばやく
お互いの体温調節ができる、ってわけです。 身体をタオルで乾かすなどを心掛けると、
よくできた仕組みになってると思いません 赤ちゃんも気持ち良く過ごすことができま
か? 帽子については、濡れた髪からの体温放 すね。
日本では助産師として、病院・助産院・地域医療などで幅広く活動。2013年にオースト
ラリアでRegistered Nurseの資格を取得。現在はPostgraduate of Midwiferyを勉強
中。大変だけど、頑張ってます!
☆妊娠、出産、母乳育児の相談、訪問やケアの内容など、お気軽にお問い合わせ下さい☆
M: 0421 978 774(日本語対応) E: ohana_in_mel@yahoo.co.jp
18