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日本人学校便り
125回 卒業生を送る会
卒業式を2週間後に控えた2月26日。小学 ていました。参観に来られていた保護者の
部では卒業生を送る会が開かれました。プ 方々も含め会場中がみんなの笑顔であふれ
レップから5年生までが、6年生の皆さんへ卒 ていました。プログラムの最後は6年生への
業のお祝いと感謝の気持ちを贈る会です。 インタビューと感謝状の贈呈でした。そして
6年生が退場し、会が閉じられるかと思いま
会は実行委員からの挨拶と校長先生から したが、突然6年生から在校生への「メル校ク
のお言葉で始まりました。その後は各学年が イズ」が始まり、再び会場は大いに盛り上が
用意した出し物を楽しみました。 りました。
出し物には運動会や宿泊学習を振り返る
ゲーム・劇やパフォーマンスなどがあり、大 卒業生を送る会には、6年生から5年生への
いに盛り上がりました。6年生の皆さんが、 小学部リーダーの引き継ぎという側面もあ
「アブラハムの子」を少し恥ずかしながらプ ります。5年生が中心となり進められたこの
レップの子と一緒に踊る様子がとても印象 会から、彼らは小学部を引っ張っていく立場
的でした。また、英語の先生に扮し「Who is になります。6年生に安心して卒業してもら
this?」と6年生の似顔絵を見て当てるクイ えるよう頑張った5年生。メル校小学部の新
ズでは、上手に描いた似顔絵に拍手が起こっ しいリーダーがこの日誕生しました。
The Japanese School of Melbourne 6 Ellington St.
Caulfield South
メルボルン日本人学校 T: 03 9528 1978
W: jsm.vic.edu.au
2014年4月に開校29年目を迎えた当校は、日本国内に準じた「公教育」を願う人々の努力によって設立され
た在外教育施設のひとつです。転入学などのご相談など随時受付中です。
わたしの町の助産婦さん
異国の地・メルボルンで、妊娠・出産・育児を頑張っているお母さん達のお手伝いを、少しで
もしたい! そんな想いを持って『助産婦:産婦さんを助ける者(婦)』として、いろいろなお話を
していけたらいいな、と思っています。
初めまして。助産婦のチエコです! 今月から、お母さんと赤ちゃんのために毎月いろいろな
お話をしていきます。今回は母乳大好き、母乳応援団長の私らしく【、母乳の話】です。
出産後24時間も経たないような、産後間もないお母さんと話していると、「生まれてすぐに
は(赤ちゃんが)おっぱいをよく吸ってくれたのに、今は寝てばかりでちっとも吸ってくれな
い」というお話しをよく耳にします。お母さんは赤ちゃんの観察がよくできてますよねー。
そうなんです。生まれてすぐの赤ちゃんは、本当に上手におっぱいを吸ってくれるんです。
生まれてから2時間程は赤ちゃん達はあまり寝ず、おっぱいを欲しがります。生まれてすぐの
赤ちゃんをよーく見ていると、生まれて5-10分程すると口をパクパクさせ始めたり、舌を動
かしたりと、「おっぱい欲しいよー」のサインを送ってきます。このタイミングでおっぱいを
吸わせると、たいていどんな赤ちゃんでも、どんなおっぱいでも上手に吸うことができます。
このタイミングを逃さないことが大切。WHOの母乳育児成功のための10ヶ条でも”生まれて
1時間以内におっぱいを吸わせましょう”とあります。このタイミングでの授乳は、その後の
母乳成功のための大きなカギを握っているんです。オーストラリアでもこの方針を取り入れ
ている病院は多く、生まれてすぐにスキンシップを計り、赤ちゃんのタイミングで初めての
授乳を、ベッドですることが多いのです。待ちに待った赤ちゃんとのスキンシップ&母乳を
存分に楽しんで下さいね♪
お母さんとの肌のふれあい、そして母乳を楽しんだ赤ちゃんは、その後しばらくはお休み
モードに…。この時間は、お母さんが身体を休めるためにも大切な時間。生まれた赤ちゃんを
すぐにでも見たい家族や友達もいるかもしれませんが、そこは待ってもらい、自分はゆっく
りと休んで、その後の育児に備えましょうね。
日本では助産師として、病院・助産院・地域医療などで幅広く活動。2013年にオースト
ラリアでRegistered Nurseの資格を取得。現在はPostgraduate of Midwiferyを勉強
中。大変だけど、頑張ってます!
妊娠、出産、母乳育児の相談、訪問やケアの内容など、お気軽にお問い合わせ下さい。
M: 0421 978 774(日本語対応) E: ohana_in_mel@yahoo.co.jp
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125回 卒業生を送る会
卒業式を2週間後に控えた2月26日。小学 ていました。参観に来られていた保護者の
部では卒業生を送る会が開かれました。プ 方々も含め会場中がみんなの笑顔であふれ
レップから5年生までが、6年生の皆さんへ卒 ていました。プログラムの最後は6年生への
業のお祝いと感謝の気持ちを贈る会です。 インタビューと感謝状の贈呈でした。そして
6年生が退場し、会が閉じられるかと思いま
会は実行委員からの挨拶と校長先生から したが、突然6年生から在校生への「メル校ク
のお言葉で始まりました。その後は各学年が イズ」が始まり、再び会場は大いに盛り上が
用意した出し物を楽しみました。 りました。
出し物には運動会や宿泊学習を振り返る
ゲーム・劇やパフォーマンスなどがあり、大 卒業生を送る会には、6年生から5年生への
いに盛り上がりました。6年生の皆さんが、 小学部リーダーの引き継ぎという側面もあ
「アブラハムの子」を少し恥ずかしながらプ ります。5年生が中心となり進められたこの
レップの子と一緒に踊る様子がとても印象 会から、彼らは小学部を引っ張っていく立場
的でした。また、英語の先生に扮し「Who is になります。6年生に安心して卒業してもら
this?」と6年生の似顔絵を見て当てるクイ えるよう頑張った5年生。メル校小学部の新
ズでは、上手に描いた似顔絵に拍手が起こっ しいリーダーがこの日誕生しました。
The Japanese School of Melbourne 6 Ellington St.
Caulfield South
メルボルン日本人学校 T: 03 9528 1978
W: jsm.vic.edu.au
2014年4月に開校29年目を迎えた当校は、日本国内に準じた「公教育」を願う人々の努力によって設立され
た在外教育施設のひとつです。転入学などのご相談など随時受付中です。
わたしの町の助産婦さん
異国の地・メルボルンで、妊娠・出産・育児を頑張っているお母さん達のお手伝いを、少しで
もしたい! そんな想いを持って『助産婦:産婦さんを助ける者(婦)』として、いろいろなお話を
していけたらいいな、と思っています。
初めまして。助産婦のチエコです! 今月から、お母さんと赤ちゃんのために毎月いろいろな
お話をしていきます。今回は母乳大好き、母乳応援団長の私らしく【、母乳の話】です。
出産後24時間も経たないような、産後間もないお母さんと話していると、「生まれてすぐに
は(赤ちゃんが)おっぱいをよく吸ってくれたのに、今は寝てばかりでちっとも吸ってくれな
い」というお話しをよく耳にします。お母さんは赤ちゃんの観察がよくできてますよねー。
そうなんです。生まれてすぐの赤ちゃんは、本当に上手におっぱいを吸ってくれるんです。
生まれてから2時間程は赤ちゃん達はあまり寝ず、おっぱいを欲しがります。生まれてすぐの
赤ちゃんをよーく見ていると、生まれて5-10分程すると口をパクパクさせ始めたり、舌を動
かしたりと、「おっぱい欲しいよー」のサインを送ってきます。このタイミングでおっぱいを
吸わせると、たいていどんな赤ちゃんでも、どんなおっぱいでも上手に吸うことができます。
このタイミングを逃さないことが大切。WHOの母乳育児成功のための10ヶ条でも”生まれて
1時間以内におっぱいを吸わせましょう”とあります。このタイミングでの授乳は、その後の
母乳成功のための大きなカギを握っているんです。オーストラリアでもこの方針を取り入れ
ている病院は多く、生まれてすぐにスキンシップを計り、赤ちゃんのタイミングで初めての
授乳を、ベッドですることが多いのです。待ちに待った赤ちゃんとのスキンシップ&母乳を
存分に楽しんで下さいね♪
お母さんとの肌のふれあい、そして母乳を楽しんだ赤ちゃんは、その後しばらくはお休み
モードに…。この時間は、お母さんが身体を休めるためにも大切な時間。生まれた赤ちゃんを
すぐにでも見たい家族や友達もいるかもしれませんが、そこは待ってもらい、自分はゆっく
りと休んで、その後の育児に備えましょうね。
日本では助産師として、病院・助産院・地域医療などで幅広く活動。2013年にオースト
ラリアでRegistered Nurseの資格を取得。現在はPostgraduate of Midwiferyを勉強
中。大変だけど、頑張ってます!
妊娠、出産、母乳育児の相談、訪問やケアの内容など、お気軽にお問い合わせ下さい。
M: 0421 978 774(日本語対応) E: ohana_in_mel@yahoo.co.jp
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