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柴田歯科医院 
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●フッ素について●

  

フッ素とは?

フッ素とは自然にある元素で、大切な栄養素であるミネラルのひとつです。単体では存在せず、様々な物質と結びついてフッ素化合物(フッ化物)として存在しています。
現在オーストラリアの大きな都市の水道水にはフッ素が含まれており、水道水に含まれるフッ素の量は地域によって異なります。
メルボルンでは1977年に水道水へのフッ素添加が開始されました。

フッ素がもたらす良い効果とは?

フッ素は50年以上に渡り研究されていて、
水道水にフッ素を入れることにより虫歯を40~60%抑えることが出来ると証明されています。
フッ素は歯の脱灰を防ぎ、再石灰化を促す働きがあるので歯の表面にあるエナメル質の強化にとても役立ち、虫歯になりにくい歯を作ることが出来ます。

虫歯予防に十分なフッ素の量は、1ppm(100万分の1)とされています。
市販されている多くの歯磨き粉にはフッ素が含まれています。

   

一番効果のあるフッ素塗布はいつ?

フッ素の虫歯予防には、歯が生えてまもない頃使用すると最も効果が現れると言われています
これは、生え始めの歯はエナメル質が未完成の状態なので、フッ素が歯の表面に沈着しやすいという特徴があるからです。
乳歯は生後6ヶ月から3歳頃まで、永久歯は4歳頃から15歳頃までに生えてきます。

エナメル質が形成される過程において歯の表面にフッ素が塗布されることにより、歯の表面でフルオロアパタイトという酸に強い結晶となり、エナメル質が酸により溶けてしまうリスクを減らすことが出来ます。

歯磨き粉のフッ素だけで十分?

歯磨き粉に含まれるフッ素量は、虫歯になるリスクを低めるのには十分効果的です。

しかしながら、それだけではまだ虫歯になりやすい人がたくさんいます。そういう方はフッ素入りの虫歯予防ペースト(トゥースムースプラスなど)を使うと良いでしょう。

水道水にすでにフッ素が含まれている地域に住んでいらっしゃる場合、7歳以下のお子様はフッ素量の少ない子供用の歯磨き粉をご使用ください。

 

何にフッ素が含まれている?

フッ素は自然の野菜や果物、塩やお茶にも微量に含まれています。
フッ素は特別なものではなく、私たちは知らず知らずのうちに毎日ある程度の量のフッ素を摂取しています。
自宅の水道水に含まれるフッ素量は、水道会社もしくは自治体に問い合わせると確認することができます。フッ素は様々な自然源に含まれていますが、人工的に飲み水に加えることも可能です。
そして虫歯予防強化が必要な人のために、フッ素が入ったジェルや錠剤、そしてマウスウォッシュなどもあります。

 

フッ素は安全?

フッ素にの安全性について、今まで様々な議論がされてきました。
長年の科学的研究結果によると、フッ素は副作用を起こさずして口内健康維持に役立ち、虫歯予防に絶大な効果があると結論付けられています。
フッ素の有効性・安全性はWHOをはじめ、世界各国の医学専門機関が認めています。

ただし、塩分と同じで大量に摂り過ぎると身体に悪影響を及ぼすことがあります。

 

フッ素を過剰摂取するとどうなる?

フッ素は普通に使用していれ安全性に全く問題はありません。
しかしながら、大量に摂り過ぎると腹痛などを起こす場合があります。
大量摂取と考えられる量は体重1kg当たり2mgです。これは意図的に摂取したり歯磨き粉を大量に飲み込んだりしない限り、通常は摂取することのない量です。
フッ素の過剰摂取により脆弱骨病や心臓障害を起こすと主張する人もいますが、これは科学的にはまだ証明されていません。

またフッ素の過剰摂取によって、フッ素沈着症になる可能性があります。これは、飲料水に十分なフッ素が入っているのにさらにサプリメントでフッ素を摂取した場合や、子供がフッ素配合の歯磨き粉を食べたりすると起こります。

通常の歯磨きで使う程度では、過剰摂取になることはありません。
しかしながら、まだはき出しが充分にできない3歳くらいまでの低年齢児は、歯磨き粉を全部のみこんでしまう可能性も高く、歯のフッ素沈着症になる可能性があるため、年齢に合わせた適正量と許容量が定められています。

 

1日のフッ素の適正摂取量:

7ヶ月~4歳 - 0.7mg/日
4歳~8歳  - 1.0mg/日

 

万が一フッ素を大量に飲み込んでしまった場合は、牛乳を飲むと良いと言われています。

これは、牛乳に含まれるカルシウムと体内のフッ素が結合し、フッ化カルシウムという物質になることで、フッ素大量摂取による副作用を防ぐことができるからです。

 

フッ素沈着症とは?

フッ素沈着症とは、歯のエナメル質が形成される段階で過剰なフッ素が歯についた場合に起こります。重度のフッ素沈着症になると、歯のエナメル質にくぼみが出来たり、歯が変色することがあります。軽度の場合、歯の表面に白い筋や斑点が現れたりします。

 

 

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フッ素は副作用があるので身体に良くないと聞き、出来るだけ使用しないようにしている人もいるかと思います。
通常の歯磨きや定期クリーニングの際のフッ素塗布であれば過剰摂取になるということはほぼありません。
歯を溶けにくくし、再石灰化を促進し、歯質を強化することが出来るフッ素。
虫歯予防に有効にご利用ください。

歯やお口のトラブルに関するご質問・ご相談があればお問い合わせください。

受付には常時日本人スタッフがいますので、日本語でお気軽にお電話ください。

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