おいしい発見レシピ

奥村シェフがオーストラリアで手に入る食材を使ったレシピをご紹介

おいしい発見レシピ:蒸し鶏とアボカドのサラダ レフォールのドレッシング

おいしい発見レシピ

蒸し鶏とアボカドのサラダ レフォールのドレッシング

材料(2人分)
鶏胸肉…2枚 アボカド…1個 アンチョビ…30g サラダミックス…適宜
ホワイトバルサミコ酢…1tbsp レモンジュース…1tbsp …適宜
ホースラディッシュ(瓶詰め)…2tbsp オリーブオイル(EXバージン推奨)…100ml
トマト…1個 チャイブ…3tbsp 黒こしょう…適宜
 

作り方
1. 鶏胸肉は、丸ごと蒸します。トマトはさいの目切りにし、チャイブは1cmの長さに切ります。
2. ドレッシングを作ります。ボールに、ホワイトバルサミコ酢とレモンジュースを入れて混ぜ合わせ、塩を加えます。塩が溶けるまで混ぜ合わせ、ホースラディッシュを加え、更にオリーブオイルを加えよく混ぜます。
3. 21のトマトとチャイブを加えて軽く混ぜ合わせ、黒こしょうで味を調えれば、ドレッシングが完成します。
4. 1の鶏胸肉を食べやすい大きさに割き、アボカドをスライスします。
5. 皿にサラダミックスを敷き、4のアボカドと鶏胸肉を盛り付け3のドレッシングをかければ、できあがり。

今回は、見た目を重視してホワイトバルサミコ酢を使用しましたが、普通のバルサミコ酢でもかまいません。また、ドレッシングを作る際に、金属のボールに金属の泡立て器を使うと、酢の作用で鉄の味がドレッシングに付いてしまうので避けましょう。

注目の食材ホースラディッシュ
西洋わさび(ホースラディッシュ)
粉わさびやチューブ入りの殆どは、実はこれからできています。本わさびと呼ばれる物は、一定の条件を満たした清流の中でのみ育ち、対する西洋わさびは陸上であまり条件を選ばず育ちます。よって栽培が容易、また根茎は大きく育つので収穫量も多く、価格は本わさび(¥10,000/KG±)の1/5程度です。実は先日、業者から取り寄せたのですが、その値段にビックリ。1キロ、$48でした。これでは家庭のレシピとしては使えないと思い、瓶詰めの商品を使う事にしました。瓶詰めの物はおろしてありヴィネガーで保存性を高めてあります。ワサビのような風味が我々、日本人には馴染みやすく、また、安価で購入も容易ですので、冷蔵庫に常備すれば、クリームと混ぜて野菜等の和え物、ケチャップと混ぜ即席カクテルソース、ドレッシングといろいろ使えて便利な物です。

日本では一時、ローストビーフと言えばレフォール(仏)風味と言うぐらいに、よくローストビーフに添えられたり、ソースに加えられたりし、婚礼料理やホテルの宴会料理で欠かせない食材だった時期があったようです。これも日本人に親しみやすいわさびを思い浮かばせる味が、『食の多様化』が今程ではなかった頃の日本人にも、すんなりと受け入れられた理由だったのではないかと思います。 シェフ奥村