その漢字 よみかた、だいじょうぶ?

皆さんは、読み方の分からない漢字や熟語に出会った時に、きちんと調べていますか?
日常生活やビジネスシーンで使われる漢字を中心にチェックしましょう。

その漢字 よみかた、だいじょうぶ? -『あ行』その3

 その漢字 よみかた、だいじょうぶ?

皆さんは、読み方の分からない漢字や熟語に出会った時に、きちんと調べていますか? 想像や思い込みで済ませてしまう人も結構多いのではないでしょうか。
コンピューターや携帯電話が全盛で、文字の入力は自動変換でそつなくこなせるこのご時世。但し、人前で読み書きするとなると、そうはいかないもの。でも書く機会は、ぐっと減っているから、今回は正しい漢字の読み方を強化したいと思います。日常生活やビジネスシーンで使われる漢字を中心にチェックしましょう。

あ行
閲覧
「閲」は「調べ見る」、「覧」は「ながめる、よく見る」という意味の漢字。二つの漢字を合わせ、「よく見て調べる」という意味になり、本や文書を調べ見ることを指す。
「かいらん」と読んでしまいそうですが、えつらんと読むのが正解。
会得
十分に理解し、自分のものにすること。
「かいとく」ではなく、えとくと読みます。「会釈(えしゃく)」も会を「え」と読むので一緒に覚えておきましょう。
押収
裁判所や捜査機関が、証拠となる資料や物品を、強制的に確保すること。
正解は、おうしゅう。 「おしおさめ」と読まないように!
押捺
印鑑を押すこと。
「おしな」ではなく、おうなつが正しい読み方。類語の「押印(おういん)」や「捺印(なついん)」も一緒に覚えておくと◎。
横柄
「押柄(おしがら)」が転じたもの。押しが強く、無礼で無遠慮な態度を指す。
おうへいが正解ですが、「よこがら」と読んでいた人も多いのでは。
悪寒
発熱した時などの、ゾクゾクした寒気。「悪寒が走る」などと使われる。
おかんと読みます。うっかり「あっかん」と読まないように要注意!