
赤ちゃんや2,3歳くらいの小さな子に見られる指しゃぶりはよく見かけますよね。この指しゃぶりは、気をつけて見守ってあげる必要があります。実は気をつけて観てあげずに放っておくと、大きな問題につながる可能性があるのです。では、今週は指しゃぶりについてお伝えしていきます。
【なぜ、おしゃぶりをしたがるのか】
また、指しゃぶりをする赤ちゃんはおしゃぶりを使用している赤ちゃんより、夜の寝つきがよいようです。これは、赤ちゃんが必要な時に自分で指しゃぶりを開始できるためです。もし、おしゃぶりを使用する場合は、赤ちゃんがどのような時に要求するのか観察し応えてあげる必要があります。
【気をつけるべき点】
通常生後6ヶ月くらいになると離乳食を食べ始ると同時におしゃぶりも減りだします。そして、大抵の場合1歳~2歳にておしゃぶりが止まります。もし、4歳を過ぎても頻繁にそして、力強く指しゃぶりをしている場合は注意が必要となってきます。
【なぜ止めさせる必要があるのか】
“おしゃぶりは赤ちゃんがやること”といったことから、大きくなったら恥ずかしいからやめなさいとしつける親御さんがほとんどかと思います。見た目だけでなく、医学的にも成長したら止めたほうがいい理由があります。
永久歯は6歳になって生え始めます。永久歯が生え揃ってもおしゃぶりを続けることで歯並び、顎の位置、歯茎、顔の形が乱れ始めます。上顎が前に動き始める上顎前突症や上の歯と下の歯が噛み合わない開咬につながってきます。また乳幼児によく見られる、舌が前に出てきてしまう症状(Tongue Thrust)が成長しても続いてしまうことにもつながってきます。このような場合、特定の発音が上手くできなくなるなど、見た目だけではなく話すことに障害がでてきてしまいます。
【対策方法】
○おしゃぶりが気になる場合は歯科検診にて歯科医やセラピストに相談する
○絆創膏を親指につけたり、靴下を手にはめて寝る
○“Thumb Out” といったオーストラリア発のおしゃぶり防止器具を装着
○カレンダーにおしゃぶりをしなくても済んだ日にシールを貼るなどして目標達成を一緒に喜んであげる
しかりつけて止めさせるのではなく、極力止める気持ちを高めてあげたり、他のもので気持ちを満たしてあげるようにしましょう。
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