2013/05/01

「ほら、メルボルンで居酒屋って結構高いでしょ。もっと気軽に寄れる店が“あったら良いな”と思って、自分でオープンしちゃた」と、いたずらっぽく笑いながら話してくれたのは、ヘッドシェフの佐藤さん。「だから、自分がお酒を飲む時に食べたいと思うものを出してます」とも。 そう、ここbistro GOEMONは、佐藤さんの...

2012/12/20

   1981年のオープン以来、メルボルンの日本食文化を牽引してきた存在と言っても過言でないKENZAN。「古くからの常連さんが、いつもの味を求めて来店してくれるから、なかなかメニューが変えられなくって…」とは、ヘッドシェフ。メニューを見ると正統派という言葉がピッタリの品々がずらりと並ぶ。「だから創作料理は、...

2012/10/01

   数ヶ月前のことになるが、St. Kildaに住む友人が「メルボルンにはたくさん日本食レストランがあるのに、家の近くにはなぜかない」とぼやいていた。確かに他の地域と比べると、St. Kildaには日本食レストランが少ないようだ。そう思っていると、創作日本食レストランMACHI JAPANESE RESTAURANT...

2012/07/06

近年、急速に近代化・商業化が進むメルボルン。 個性派ストリートと呼ばれる通りが、画一的なおすまし顔に変わりつつある中、 独自の雰囲気を保っているのがEast BrunswickのLygon St.。 そこに元々は銀行だったビルを改装したモダンな装いのKumo Izakayaがある。 天井が高く開放感がある店内は、...

2012/06/27

江戸時代、酒の量り売りをしていた酒屋で酒を飲ませるようになり、 簡単な肴も提供するようになったのが居酒屋の始まり。 気軽に立ち寄り、いつもの酒と肴で1日の労働に乾杯する。 西洋文化のパブとは似ているようでどこか違う、そんな日本独特の居酒屋カルチャーは、 今やメルボニアンの間でもすっかりお馴染みとなり、”Izakaya...

2012/06/07

日本の大晦日や正月が「静」だとすれば、メルボルンのそれは「動」だと思う。 年末のカウントダウンから一夜明けた新年のメルボルンは、またいつもの街の風景に戻り、 街行く人達も「昨日の続きの今日」を生きる。 日々の忙しさに自分のアイデンティティすら忘れてしまいながらも、 正月は特に日本人である自分を思い出させてくれる時間かもしれない。...

2011/11/28

11月に入り、初夏の訪れと共に、自然とサウスバンクの遊歩道が賑わい始める。 都会のオアシスとでも言おうか。新緑が青々と茂る川沿いを歩くと、クラウンカジノに辿り着く。 今回はそのクラウンカジノ内に店を構え、今年で15年目を迎えるKOKOに足を運んだ。 高い天井に太い木柱を贅沢に使用し、静かに池をたたえ、...