タックスリターン

日本の確定申告に当たるオーストラリアの「Tax Return」情報。

Tax Returnの基本情報

Tax Returnとは?

「Tax Return」とは、日本の確定申告と同様、税金を納めなければならない人が、その年の収入と所得税額を計算して、自己申告(Self Assessment)するものです。

 

申告義務のある人

①「前年の7月1日~申告する年の6月30日」の全ての期間中、居住者で、年間 $6,000以上の収入がある人。ただし、年間 $6,000以下の収入でも、税金を納め過ぎている場合は戻ってくるので、申告した方が良いでしょう。

②「前年の7月1日~申告する年の6月30日」の全ての期間中、非居住者で、年間 $1以上の収入のある人。ワーホリのほとんどは、これに当てはまります。

 


居住者とは:
一般的に、オーストラリアに連続、又は通算で 6ヶ月以上暮らし、そのほとんどを、ある1つの職種で働き、同じ場所に住んでいる場合は居住者となります。

非居住者とは:
会計年度(前年の7月~6月)の半分以上をオーストラリアで暮らしていても、海外に生活拠点があったり、オーストラリアに住む意志がない場合は、居住者にはなりません。
(一般的に、オーストラリアで生活している日本人の場合、ワーホリ・ツーリスト・6ヶ月以内の学生ビザは非居住者、それ以外は居住者扱いとなります)

※税制上の居住者(Resident)・非居住者(Non-Resident)は、ビザ上の居住者・非居住者と意味が異なります。
※判断が複雑で不明な人は、ATOのウェブサイト(www.ato.gov.au)内の判断テストで確認するか、専門家(Accountants: 会計士又は Tax Agents: 税理士)に相談しましょう。


 

申告の方法

以下の 3つの方法があります。

①オンライン
ATO (Australia Taxation Office) のサイトから、毎年7月1日よりダウンロードができる確定申告ソフト「e-tax」を使用。

②Tax Pack
ATO、郵便局、Newsagents 等で入手し、手書きで記入後、ATOに送付。

③Registered Tax Agents (Accountants) に頼みます。

 

申告時期

「前年の7月1日~申告する年の6月30日」分を、その年の10月31日までに申告する義務があります。
ただし、専門家に依頼した場合は、期日が延期になることもあります。
Ex.) 2011年度の申告は、2010年7月1日~2011年6月30日までの分を、2011年10月31日までに申告。

 


※注意
この情報はオーストラリア税制に関する一般的なもので、個人状況の違い等は一切考慮されていません。これらの情報を使用した結果に生じた金銭、資産に対する損害に対しての責任は一切お受け致しません。詳細は、ATOのウェブサイト(www.ato.gov.au)を見るか、専門家(Accountants: 会計士又は Tax Agents: 税理士)に相談しましょう。