NMIT(Heidelberg Campus)
Certificate Ⅲ in Furniture Making
1991年の創立以来、完全少人数制の授業とファッション業界での経験豊富な教師陣の下、デザイナーからビジネス経営者まで、様々な人材を輩出してきた Melbourne School of Fashion 。中でも3年間の Advanced Diploma of Applied Fashion Design and Technology は、ファッションを総合的に学べるコースとして人気を集めています。
以前、工業デザインを勉強していた時に展示会に出品する機会がありました。それから家具職人として現場での経験を積んできましたが、コースでは早く、正確に作る技術を始め、最善の方法が学べるので役に立っています。
小林 忍さん 入学して4ヶ月
NMIT(Heidelberg Campus)
Cnr Waterdale Rd. & Bell St.
同校のキャンパスの中でも、市内から車で10分のHeidelbergキャンパスには、建設、電機、工学系のコースが揃っています。同コースの実習室があるという校舎に入ると、すでに木の良い香りが鼻をくすぐります。
入り口シャッターの上がった実習室には、万力を装備した大きな作業台が並び、ハンマーや曲尺といったお馴染みの大工道具が、小ぶりの角材の間に見えます。「今作っているのは、子供用のイスとテーブルです」と説明してくれたのはロブ先生。授業は実際に作品を作るプロジェクトを通じて、知識やスキルを徐々に身に付けていくそうです。例えば、材木の知識やスキルはもちろん、工具の使い方や職場での安全対策も幅広く学ぶので、先生は学生から片時も目が離せません。「イヤーマフ着けて!」と、ドリルを使おうとする学生を注意するかたわら、サッシュクランプに固定して背もたれ部分の接着を始めた学生のところでは、接合部分の隙間を目ざとく見つけてやり直しをさせる厳しい場面も。物差しを片手に、水平や直線をチェックしながら、パーツのゆがみなどを徹底的に修正させるのは、オーストラリアの安全規格に則っているからです。
現在のプロジェクトは、半年前のシンプルなまな板制作から始まって、そろそろ折り返し地点。あと2、3週間で終えた後、後期はグループでの作業になります。「これまでは製図作りから仕上げまで個人での作業でしたが、今度は校内の家具を制作します。サイズを測ったり、スタッフの要望を聞いて話し合ったり、クライアントの存在を意識したビジネスとしての要素も含まれます」(ロブ先生)。同校の同コースならではの特色は、一枚板を使って手作業を中心にしている点で、コースの最後のプロジェクトは、その総仕上げともいうべきワインテーブルを予定しているそうです。
コース全体で29人在籍する学生は2グループに分かれ、それぞれが週2日(1週おきに3日間、4週おきに5日間)通学します。アプレンティスは週1日、3年間かけて修了するコースを、同コースでは1年間で修了し、更に来年にはビジネス面に重点を置いた1年間のCertificate Ⅳ in Funiture Design & Technologyの開設も決まっており、同コースの学生のほとんどが進学する予定だそうです。
「学生は中国人、韓国人、インド人と国籍は様々。これまでクッカリーやヘアドレッシングなど別の教科を学んでいた学生も多く、9割方は全くの初心者だけに教え甲斐がありますね」と、家具作り20年の経験を持つロブ先生。まな板の次に作った、学生達のサイン入りのクリケットバットを嬉しそうに見せてくれました。
現在制作中のイスとテーブルの完成品は、クリスマスの時期に一般に販売される分もあるそうなので、学習の成果を間近にできる良いチャンスかもしれません。