Grand Salvo ~Soil Creatures~
ドラマ制作所
今日もまた朝がやってくる。この夜が白々と音を立てずに、みんなが起き出す前に、そこから立ち去ろうとする。私はこの時間に目を覚ます。はっきりと覚醒した自分の脳細胞を、その脳細胞自らを使って、1つ1つ確認する。いつもの目覚めの作業。何万何億という細胞達を、今日はどれだけ使えるのだろうか? 今日こそは無駄なことに使うことなく、有効に利用できるだろうか? 自分にとって有効なこと。他人にとっては、無意味な乾燥した冬の風のようなもの。自分と他人の間に咲いた花を、枯らさないように神経を使い、脳細胞を使い、日が沈むのを心待ちにしている、黒く小さくなってしまった私。【Grand Salvo】を、膝を抱えながら聞いている時だけが、脳細胞の唯一の休み時間。