日本のムードそのままの
本格的な炭火焼肉店
近頃のバーク・ストリートのパーラメント駅周辺は、カフェやレストランの新規参入で盛り上がりを見せている。そんな中にオープンしたばかりの純日本風焼肉店、その名も匠。他店とはひと味違う焼肉体験が味わえるらしい。
上カルビ $16.80
アテの盛り合わせ$11.80
サーモンのカルパッチョ$10.80
和牛タタキ$18.80
シーフード盛り合わせ
匠 TAKUMI
上タン$15.80
季節のデザート$8.50
ランチボックス$13.80
匠 TAKUMI
匠 TAKUMI

32 Bourke Street, Melbourne
03 9650 7020
www.takumi.com.au

営業時間:
ランチ  月~金 12:00~2:00pm
ディナー 月~土 6:00~10:00pm

が過ぎて夕暮れも早まり、寂しさも食欲も増す秋日和ともなれば、家族や友人と暖かい食事を楽しみたい。想いは自然に、テーブルを囲んで食べる、鍋物や焼肉へと向かう。手頃な値段が売り物の韓国焼肉店は数あれど、やはり日本の焼肉が懐かしい、そんな郷愁も満たしてくれるのが、この店。バーク・ストリートからドア1枚を挟んで、日本に戻ったような錯覚を覚えるほど。落ち着いた内装に、座り心地の良さそうな上品な椅子が並び、テーブルにはもちろん焼肉用の丸いフタが付いている。今回は秋の気分もたっぷりと、いただきます!

入口で迎えてくれたのは、この店のオーナーのナオさん。若く見えるが、実はメルボルンでのシェフ歴20年で、この店を開く前には、郊外で日本食レストランを経営していたという。店内に行き届いた気配りから、その実績を活かし、十分な準備をして、この店をオープンしたのだとわかる。ここの焼肉は、日本が世界に誇る無煙システムを導入しているので、煙は床のダクトを通して外に抜けるようになっている。炭火の遠赤外線で焼くので、すぐに焼けて香ばしい。そんな説明を受けたが、長くこちらに住んでいるので、煙の出ない焼肉なんて食べたことがなく、なんだかワクワク。やっぱり焼肉というのはゴージャス感があって、楽しくなる。

主役の焼肉の前に、まずは前菜からスタート。最初に枝豆とキムチが運ばれ、すでにビールが飲みたくなる状況。メニューには、様々な酒の肴も並び、その中から、たこわさ、アンキモ、辛子明太子イカの3点盛りを選んでもらった。ちなみにアサヒビールもタップで飲めるし、恵比寿ビールまで含めたビールはもちろん、酒も焼酎も種類が豊富で、奥のカウンター席で、肴をつまみに飲みたい人も歓迎らしい。蕎麦サラダ、焼きおにぎり、さけ茶漬けなども用意されているのが嬉しい。

続いて、サーモンのカルパッチョと和牛タタキがやってくる。どちらも前菜にしてしまうにはもったいない風格。サーモンのカルパッチョは、サーモンの甘みがよく引き出され、後を引くおいしさ。和牛タタキは、舌の上でとろけそうな味わいで、さっぱりとした、おろし風ソースがぴったり。

さて、ここでいよいよ炭火の入った鍋のようなものが登場。3種類のソースも並び、準備完了。第一弾はシーフード。本当に全く煙が出ないし、熱い感じがしないのに、静かに焼けていくシーフードたち。まずは、あわび。これまで、さしみなどで食べたことはあるが、それほど印象に残る食材ではなかったあわびだが、小粒で柔らかく、コクがあって、おいしさを実感。帆立も大きくて甘みたっぷり。そしてタイガープローン。こんなに大きなエビは市場でも見たことがない。肉が厚くて1尾だけで大満足。ほら、なんだか幸せの満腹感がすでに忍び寄ってきている。

ここで主役の焼肉登場の前に、ちゃんと網を替えてくれるのだが、網の配達まで見事なシステムがあり、やっぱりここは日本なの? という気分。この店の焼肉は、全て信頼できる仕入先からの和牛だけを使っている。食事の満足度とは、不思議なもの。時には量より質で、濃厚なコクを楽しむことで、意外なほど早く満腹感を覚える。その幸せの味は絶妙。和牛の焼肉にはそんな力がある。上タン、上カルビ、ハラミと続き、本当に満足。

これらのメニューは全てアラカルトで注文できるが、前菜やデザートまで含まれた、セットメニューも一人前$45から。希望に合わせて調整もしてくれるそうだ。デザートも3種類の和風アイスクリーム、プリンの他、和風のパフェも新登場。
お昼には、お得なランチボックスもあり、和牛ハンバーグ、すき焼き、魚のフライから選べる。オージーに人気なのは和牛ハンバーガー。間もなく2階にカラオケボックスがオープンする予定で、ますます日本のムードが高まるのが楽しみだ。
ごちそうさまでした!    

ごちそうさまでした!