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ープンしたばかりの MOSHI MOSHI Japanese Seafood Restaurant。まず目に飛び込んできたのは、入り口にかけてある看板。実家がお箸屋さんというだけあって、ロゴの入ったお箸も揃っている。オープン祝いに両親が看板とお箸を贈ってくれたそうだ。そんな愛情溢れる店で、いただきます!
店内は、カジュアルな中に落ち着いた日本風のしつらえもあり、壁にはアート作品が。奥には、背の高いワインの棚があり、日本のお酒、ビール、オーストラリア産のワインも揃っている。横のソファでゆったりとおしゃべりしながら飲むのもいい。
料理人として12年、スペイン、ロンドン、バルセロナと海外生活も長いオーナーシェフの山崎さん。「いつかは自分の店を持ちたいという夢が叶ったのが、ここメルボルン。この店は友達に助けてもらってできたようなもの」と謙虚に語る。ここでは、和食をベースにしつつ、自分が経験してきた各国の調理法や素材を組み合わせ、一番良いもの、自信を持って出せるものを、と考えている。
まず登場したのが、どどーんとかにが1杯丸ごと入ったみそ汁だ。かにからの出汁に、白みそが合わさったシンプルな味。取材当日は風の強い寒い日だったので、あったまる1品目は嬉しい心遣いだった。
そして、日本のお寿司屋さんのように「今日はいいのが入ったから」とスペシャルのトロ。寿司は一貫から出してくれる。なかなか手に入らない食材が来た日には、どうやって食べてもらおうかと考えるのが楽しみだとか。
次にプラッター。2人前だがボリュームがあり、寿司が5種類、刺身が3種類ものっている。グループで来て、お酒のつまみに食べてもいい感じ。カクテルグラスにのったエビは、さっと茹でたところにみそマヨネーズのマッチングが楽しめた。オリジナルしそドレッシングのかかった蕎麦サラダには、鰹のたたきのような炙ったツナがのり、ホタテにはレモンがはさんであって、さり気なく焼き目が付いている。刺身にもバラエティがあり、これだけの量でも飽きずにペロッと食べられる。
相当おなかいっぱいになっていたのだが、シーフード鍋が出てきたので食べないわけにはいかない。さすがにご飯は辞退したが、通常は2人前でご飯付き。エビ、かに、ムール貝、白菜、青梗菜、豆腐が入った上品なみそ仕立て。日本人としては、うまい汁を残すわけにはいかない。最後まで飲み干した。こっそり頼めば、「卵とじのオジヤもOK!」と山崎さん。刻んだチリが付いてくるので、取り分けた小鉢に入れて途中で別の味も楽しめる。
「ビクトリア州産の和牛もどう?」と聞かれたが、さすがに次回にまわすことに。シーフードレストランではあるが、魚だけでは物足りないという人の為にちゃんとお肉も用意してある。牧場と直接契約しているそうだ。ここでも、地元でとれる新鮮な素材をシンプルに出すことを徹底している。
それでも食い意地の張った取材班の最後は、やっぱりデザート。抹茶アイスと刻んだ栗の入ったつぶあんペーストが添えられた盛りだくさんのデザートは、全てオリジナル。バナナフリッターは、ゆずの香りがなんともいえない。季節の果物、チョコレートでコーティングしたイチゴものった一皿でいろいろおいしいデザート。
スタッフのサービスも行き届き、いい素材が手に入ったら、毎日のスペシャルメニューに加えていきたいというシェフの意気込みが伝わる、これからが楽しみな店だ。
ごちそうさまでした!