PCサバイバル塾
パソコン本体購入時のチェックポイントをパーツ別に見ていくシリーズ。今回は「ビデオカード(グラフィックカード)」についてです。
PC製品別選び方ガイド(7):ビデオカード

ビデオカードは、画面(ディスプレイ)に文字やイメージを表示(描画)するための部品です。これがなければ何も画面に表示できないわけで、通常の個人用コンピューターには必須のものです。

マザーボードに統合されたもの

ビデオカードは、元々は独立したカード(電子基盤)だったのですが、必須の部品であることから、今では大部分のマザーボードにビデオカードの機能が統合されています。統合の度合いにもよりますが、廉価モデルでは描画処理をすべてCPUが担当し、描画に必要なメモリもシステム用の通常メモリを借用しています。いわゆる事務処理、ワード、エクセル、e-mailなどは、このような統合グラフィックカードで十分な性能が出ます。

ビデオカードが必要なわけ

DVDの映画を見ていて、ときどき再生が途切れたり、色や輪郭がおかしくなったりしていませんか? これは描画性能が貧弱な場合の典型的な症状です。また、マザーボードに統合されたビデオカードは、システムのメモリを共用しているわけですから、メモリ不足を起こし、システム全体の性能に影響が出る可能性もでてきます。こういう場合、独立したビデオカードが必要となります。有名なものでは,nVIDEA GeForceとか、ATI Radeonなどという商品名がついたものを追加します。最近のCPUは性能が良いので、映画DVDの再生程度なら、統合グラフィックカードでも問題なく処理できるでしょう。しかし、ビデオ編集(特に特殊効果を盛り込んだもの)や、3Dを駆使したビデオゲームなどには高性能ビデオカードが必須となります。 ただ、ラップトップの場合はビデオカードの後付けはできませんから、どのような用途で使うのかを購入時によく検討し、必要なら独立した高性能ビデオカードが付いているモデルを選択してください。

独立したビデオカードでは、描画処理は専用のプロセッサが担当し、描画用に高速の専用メモリを持っています。その道のプロが描画処理を一手に引き受けていると思えばいいでしょう。製品名に256MBといったメモリ量が付記されていますが、これはこのカードが持つ描画専用メモリの量を表します。もちろん多い方が高級です。