以前、別のコーヒーコースで、夢破れた記者
人はストレスがたまるとコーヒーを飲むものらしい。不況風にも負けず、毎日どこかに新しいカフェがオープンするような勢いのメルボルン。しかし、どこのコーヒーも同じとは限らない。お気に入りのカフェがある人は幸せ。あちこちのカフェを巡って、味比べをするのも楽しい。しかし、好奇心が高まると自分で作ってみたくなり、バイトをしながらカフェ文化に関わりたい気にもなる。今回のレポーターもそんな一人。以前、別のコーヒーコースに参加して、ミルクを泡立てるコツがつかめず、夢破れた経験を持つ…。
フレンドリーな先生と和気あいあいの授業
今回の取材は、このハードルを越えるべく、ちょっと意気込んでクラスに行った。まずコース概略のビデオを見る。続いて担当のブレンデン先生が、様々なコーヒーを作って見せてくれる。あまりの早業に驚いているうちに、「授業」は終了。それぞれに1台ずつ、コーヒーマシンが与えられ、道具を揃えて、いきなりの練習開始。あまりのあっさりさに、ちょっと戸惑う。別の学校では、先生の指導の元にひとつずつ課題をこなしていく形だった。その時は、1台のマシンを2人で使っていたこともあり、自分の不器用さに気後れしているうちに終わってしまったのだった。
しかし、ここでは全くの野放し。コーヒーもミルクも使い放題、作ったコーヒーも飲み放題。最初は遠慮気味に挑戦するが、やはりミルクを泡立てるコツがつかめない。先生は気軽にクラス内を回っていて、何度でも実際に作って見せてくれるし、上手にできると一緒に喜んでくれる。周囲の人達とも、相談したり、励まし合ったりして良いムード。調子に乗ってきて、本当にたくさんのコーヒーを作った。最初は1cmのフロス(白い泡部分)が目標のカフェラテを作るのにも苦労したが、やがてシルキーな泡が作れるようになり、立派なカプチーノも誕生。無事に前回のハードルを突破して、明日からカフェで働けるかもという気にもなったほど。あっという間に時間が過ぎて、午前中のクラスは終了。
コーヒーアートの驚きの世界
午後からは、コーヒーアートの練習。ここでも、ビデオと先生の試作を見た後、すぐに練習開始。テキストを見ながら、ハート、花などを作っていく。午前中に練習した泡がきれいにできれば、スティックを使って絵を作るのは、難しくない。みんな、子供のように楽しんでいる。次の段階は、ポットからミルクを落としながら絵を作る、フリーハンドの練習。よくカフェで見る、ハートや葉っぱの模様のコーヒーなのだが、ミルクを落とすタイミングが難しい。先生に何度も見せてもらうが、なかなかうまくいかない。ようやく「葉っぱにみえないこともない」模様ができた頃には、午後のクラスも終了。
コーヒーアートの本とサティフィケートをもらい、笑顔で家路についた。それ以来、カフェでのバリスタの腕前や、ミルクを泡立てる音に敏感になって、楽しみも増えたし、近いうちにバイトをしたいと本気で思えるようになった。コーヒー好きには、絶対楽しいお薦めコース!