メルボルン 今のお天気

Click for メルボルン, Victoria Forecast
NAM
NAM
メルボルンの電車は、まあがんばっているほうなんじゃないかなぁ。

 さて、ようやく春めいてきたらしいメルボルンに久々に戻ってきたところ。周囲のみんながどんなに寒い冬だったかを話してくれるので、留守しててラッキーだったかも。1ヶ月以上も離れていたので、またしてもメルボルンの自分というのは何かの間違いの夢の世界だったような気がしていた。去年のロストインソウルとは違い、シドニーでの乗り換えはスムーズに進行し、メルボルンに着いてバスと電車を乗り換えて、あっという間にいつもの自分の駅に着いた。歩き出してから、何の違和感も持っていない自分にちょっと驚いた。まるで昨日からちょっと出掛けていただけって気分。唯一、感じたのは「静かだ!」ってこと。不適応を心配することなんてなかったねえ。

 帰った翌日、さっそく街に出た。帰りの電車がさっそくひどいことになっていた。リッチモンドで乗換えを待っていたんだけど、次の電車の到着時間が3分のまま、ずっと変わらない。とっくに5分はたっているのに。なんか懐かしい気分で笑顔が出てしまう。しかし午後5時を過ぎていたので、ホームには人が溢れ始めた。ようやく、予定の電車はキャンセルになって、次の電車が来るという放送があった。日本から帰ったばかりで満員電車に乗るのはいやだなあと思い、シティ行きの電車に乗って、街で時間を潰すことにした。結局、フリンダース駅で、その次の電車にちょうど間に合った。窓際に座れたし、かなり空いていたので自分の選択を喜んだ。ところが途中、駅でもない所で、何の説明もなく、この電車が止まった。最初はおとなしかった乗客達もザワザワし始めた頃、ようやく電車が動き出し、次の駅に到着した。そこにはなんと前の電車に溢れるほど乗っていた人達が待っていた。つまり、あたしの乗ろうと思っていた最初の電車は故障でキャンセルになり、次の電車も途中で故障して、3本目の電車にみんなが乗るハメになったというわけ。大混雑の電車の中では、たくさんの人達がケータイで約束に遅れる連絡をするのに大騒ぎ。コネックスだからねえという冷めた会話が耳をかすめる。あたしは急いでもいなかったし、まだ頭がちょいボケだったから、怒る気にもならなかったけど。

 実は怒る気にならなかった理由はもうひとつあった。今回の旅行ではロンドンにも行った。そこで鉄道マニアの仲間に誘われて、蒸気機関車に乗るために遠足をした。かの有名な「地球の歩き方」にも載っている場所だった。1時間に1本しかない電車に乗って目的の駅を降りれば、観光用蒸気機関車の駅まで専用シャトルバスが出ることになっていた。着いてみるとシャトルバスが来るまで40分もある。しょうがないので近くのスーパーでお菓子などを買って時間を潰した。ようやくシャトルバスに乗って、蒸気機関車の駅に着いてみると、今度はお目当ての汽車がちょうど出て行くところ。専用のシャトルバスなのに、なんで時間が合っていないのか、専用シャトルのお客を待ってくれないのか理解できなかった。呆然と汽車を見送り、次の汽車までの1時間は気を取り直してピクニックエリアでチップスを食べながら待つことにした。のんびりした空気に和まされ、ようやく次の汽車が来た頃には、待たされたことも忘れ、ごきげんで汽車の旅を楽しんだ。

 ところがトリックはこれだけでは、終わらなかった。汽車の終点から折り返し、元の駅まで戻ったが、次のシャトルバスがいつ来るのかわからない。専用の連絡バスなんじゃないの? という疑問が再度浮上すること30分。ようやくバスは来たが、バスの乗務員と汽車の駅員が一緒にアイスを食べながら和んでいる。電車の駅までは15分。次の電車の時間が迫っている。ようやくバスが出て、電車の駅に着いたのは、予想通り、1時間に1本の電車が出発した2分後だった。なんで! という乗客のムードには無関心でバスは普通に去って行った。意味がわからなすぎる!  あんな小さな駅で、あんな小さな観光用汽車を走らせていて、どうしてちゃんと連絡が取れないんだろう。バスと汽車の職員は仲良しだったのに。お客さんに不便な思いをさせることに完全に無関心だとしか思えない・・・という未だに訳のわからない体験をしていたので、本国のイギリスがあんな文化なら、メルボルンの電車は、まあがんばっていると言えるのかもなあと思ったわけ。パッフィンビリーの方がマシなんじゃないかなあ・・・。