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夏の日差しが自分勝手にその主張をやめてしまうように、 私もあの時、思い切ってこの対になった目蓋を閉じ、背中を向けてしまえばよかった。

最近、暑さのせいらしいが、電車の運行に支障が出ている。40℃以上の猛暑で線路も膨張して運行が困難になるとか、過剰な電力消費のせいで停電とか、そういう理由はわかる。しかし、その騒ぎが落ち着いて、気温も30℃ぐらいなのに平気で毎日電車が遅れるのは、どうしたもんかと思う。

しかも駅の無人化による不便さや治安が問題になってから、朝の通勤時間だけに駅員を配置する応急処置もいいかげんにしてほしい。あたしの使う駅には朝だけのインド人の駅員がいて、ニコニコ顔であいさつしてくれるが、その笑顔も、うそっぽい印象があって、つい反発を感じてしまう。もちろん、その駅員には非はないが、どうせ人を雇うなら、毎日の通勤で切符の買い方にも問題ない人達が乗る時間だけに人を置くのは意味がない。むしろ大きな駅だけでも、夜の治安に不安のある時間に人を置いた方がいいんじゃないの? どうしてオーストラリアのやり方って、いつも「痛いところにバンドエイドを貼っておしまい」なんだろう。

昨日はシティに行こうとして途中で電車が完全に止まった。やがて、リッチモンド駅で何か問題が起きているらしく、復旧の見込みがないと判明した。慌ててトラムに乗っても、イライラした人達で満員なのは疲れそうだったので、それほど急いでいないのを幸い、近くのカフェに寄って休憩した。まあ、それはそれでいいんだけど、でも、コネックスは、ちゃんと電車の運行もできないくせに、車内のパトロールには力を入れている。先日、後ろの席の若い女の子が座席に足を乗せているのを注意されて、罰金を請求されていた。座席に汚い靴を堂々と乗せている若者の無神経さには、以前から嫌な感じを持っていたけど、何もいきなり150ドルとかの高額の罰金を請求しなくてもいいんじゃない? まずは注意をして、罰金を取るにせよ、せいぜい20ドルとかにしようよ。どうしてそんな普通のことができないんだ、コネックス! と、日本語で吼えたところで意味がないのはわかってるけど、きっと内心で怒っている人は多いと思うので。ちなみに近頃の市内でのトラムのパトロールは、トラムの中に乗ってくるのではなく、トラムストップで降りてきた乗客のチケットをチェックしているので、気を付けましょう。

ところで、今月号の伝言ネットの特集のビールは、伝言関係者で本当に65本を完飲した。さすがに一度に全部は飲めず、3回に分けての試飲会になった。1回目に全ビールが並んだ時、あまりの多さにこの企画の隊長の神経を疑ったものの、つまみも用意して気分は高揚し、それなりに楽しい午後になった。しかし、アルコール摂取量ではなく、色々なビールが体内で混ざることで、それぞれの成分が化学反応を起こすのか、妙な酔い方をした。そして品評のために飲むビールというのは、醒めた感覚を要求されるためか、一抹の違和感が残った。他の隊員も同じ気分だったようで、2回目、3回目ともなると朝から気分はブルー。やはりビールは余分なことを考えず、自分においしいものを飲むに限るという結論に達した。でもちょっとしたビールおたくになれて、得したかもね。

今月号では、愛車のチャーリーくんエンコ事件を書こうと思っていたのに余分なことを書いているうちに足りなくなってきた。でも、いいや、始めちゃおう。

その日は珍しく早朝からの仕事で、チャーリーくんの登場だった。良い気分で家を出て1kmぐらい走ったところで、いきなりスピードメーターが下がり始めた。何のことかわからなかったが、とりあえず完全に止まる前になんとか道の端に寄せて、徒歩で家へ戻った。後のお世話は相棒君にお願いして、あたしは仕事に行った。「近くで良かったねえ。セントキルダロードなんかで止まったりしたらヤバかったよねえ…」などと話しつつ。その後、車は無事RACVの助けでメカニックの所へ行き、修理が完了。なんせ、かなり古めのチャーリーくん、コイルがダメになったとのことで、傷は浅かった。次の日は土曜日。無事にメカニックから車を引き取り、この日も仕事に向かった。走り始めて2kmぐらい、今度は本当にセントキルダロードで、パンッという短い音がして、白い煙が出たかと思ったら、またしてもスピードメーターが下がって行く! 右折しようとして右車線にいたから大ピンチ。なんとか隣の車線に動かしたところで斜めに止まってしまったのだった。

あーあ。続きは来月ね!