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ポジティブにいこう
このコーナーで紹介する「認知療法」とは、”心の問題”を治療する新しい方法です。出来事や経験に対する思考プロセス、知識、ものの見方を変えることで、不快な感情や行動かを修正することを目的としています。
心配性を解決 Part 4

 今回は、ネガティブな問題に対して、過去にどのようにして解決してきたのかを振り返ってみます。
 不安や心配をする人は、どうしてもネガティブに物事を解釈したり、予測したりしてしまいます。そして、その多くは現実には起こらないという結果になります。でも、時には予測したことが起こることもあるでしょう。ただ、悪い出来事は、誰にでも起こります。そして予測していても、していなくても起こるということです。重要なことは、問題が起こったときにどのように対処するかということです。
 ある研究によれば、ある程度の強さで心配や不安を持っている人は、自分が考えているよりも、ネガティブな問題に対処できているという結果が出ています。あなたは、自分の持つ問題解決の能力を過小評価していないでしょうか。研究結果が示すように、自分が問題に対して解決できる能力を持っていることを信じられるようになれば、それだけであなたの心配や不安が軽くなることでしょう。


ホームワーク

今回、問題に対して、これまでどのように対処してきたのかを調べます。こんな方法は取るに足らない等と、過小評価せずに、客観的事実として書き出してください。そして、問題解決に対して、うまくいった対処方法とうまくいかなかった対処方法を書き加えます。ここで、うまくいった対処方法がわかることで、自分の持っている能力、問題解決スキルが確認できます。また、別の解決方法等を書き出してみて検討することで、自分の問題解決の方法を知ることができます。
最後に、現在あなたが心配や不安を持っている問題を検討してください。問題に対して役立ちそうな解決方法と、役に立たなさそうな方法を考え書き出すようにしてみましょう。

これまでのネガティブな出来事に対しての対処方法とこれから

過去のネガティブな出来事
役に立った方法
役に立たなかった方法
試験勉強がはかどらない。
タイムスケジュールを作って実行した。
友達と図書館に行った。
現在心配している問題
役立ちそうな方法
役に立ちそうにない方法
また大きなテストがある。
より具体的にタイムスケジュールを組む。
友達と図書館に行く。
千田恵吾先生
東京女子医科大学精神神経科、汐田ヘルスクリニック・精神科での研修を経て、現在横浜心理相談センター所長。心理臨床歴21年。