メルボルン 今のお天気

Click for メルボルン, Victoria Forecast
ポジティブにいこう
このコーナーで紹介する「認知療法」とは、”心の問題”を治療する新しい方法です。出来事や経験に対する思考プロセス、知識、ものの見方を変えることで、不快な感情や行動かを修正することを目的としています。
心配性を解決 Part 2

心配をきっかけにして行動を起こすことは、多々あると思います。しかし、全てが心配をきっかけに始めるとしたら、機能しないこともたくさん出てきます。

そこで、心配の利益と不利益を検討してみましょう。心配の背景にある考え方をあなた自身が理解する手助けとなります。


ホームワーク
あなたの心配事に、どんな利益と不利益があるか、又その配分(全体を100%とした時、利益と不利益の割合)を調べてみてください(表1)。次に、あなたはどのような配分を望みますか。「利益○%、不利益○%」と書いておきましょう。

あなたはこう考えるかもしれません。「心配に利益なんてない」と。又は心配が減ると、責任感や用心深さが低下するのでメリットはない。更には、心配することを自分であえて決めているのだから、利益、不利益等を考える必要がない等。
本当にそうでしょうか。ここで考えなければいけないことは、あなた自身が心配をしすぎて困っているということです。そして、何らかの利益や役立つことがあるから、心配をするという事実です。心配することでやる気を出したり、不安材料から自分を守ろうとしているはずです。そこでまず、理屈を抜きにして、利益と不利益を考えてみるといいのです。

次に行なうのは、心配事を予測に変えることです。まずは、表2のように、心配が起きるたびに左の欄に書き留め、右の欄にあなたが具体的に予測することを書き留めるようにします。例えば、試験勉強がはかどっていないことを心配しているのであれば、試験に対してどのように予測しているのか。それぞれ、左欄と右欄に書き込みます。

注意点は、心配の欄には、心配している考えを具体的に書き込むことです。予測にも、何が、いつ、どこでというように、明確に書き込むようにしてください。

(表1)心配の具体的内容と配分:
利益
配分
不利益
配分
(表2)
心配事
具体的な予測内容
(いつ、何が起きるか等を具体的に書く)
千田恵吾先生
東京女子医科大学精神神経科、汐田ヘルスクリニック・精神科での研修を経て、現在横浜心理相談センター所長。心理臨床歴21年。