ポジティブにいこう
このコーナーで紹介する「認知療法」とは、”心の問題”を治療する新しい方法です。出来事や経験に対する思考プロセス、知識、ものの見方を変えることで、不快な感情や行動かを修正することを目的としています。
コミュニケーション方法

今回、「コミュニケーション方法」では、嫌な気持ちや不快なことを相手に伝える方法を紹介します。
怒りや不安な気分、欲求不満等、不快な気分を表現すること、特に大きな心配事については、簡潔にしっかり述べることが、問題解決に向けて効果的です。
不快な気分になっている時に、それを表現するには注意が必要です。相手を攻めるように言ったり、敵対的になってしまったり、暴力で訴えたり、あるいは全く話さなくなってしまったり等、不適切な表現方法を避けなければなりません。
また、相手との関係性から、「自分が我慢をすればいい」と常に抑圧してしまうことも問題になります。

チェックポイント
●リラックスをした姿勢で、相手を見て穏やかにはっきりと話をする。
●不快な気持ちになったのは、どうしてなのかを相手に話す。
●不快な気持ちを解決する方法を提案する。その為に必要な建設的な意見を相手に求めるか、話し合いの機会を持って問題解決に繋げる。

チェックポイントに注意をしながら、不快な気分を表現することは、相手に対して攻撃が減ることになります。
また、不快な気持ちを解決する為には、協力が必要であることが相手に理解でき、引き金になっている相手の行動の減少にも繋がっていきます。

ホームワーク
チェックポイントをふまえ、不快な気持ちを表現したことを記入しましょう。

曜日
あなたの気分を
害した人
相手のどのような行動で
気分を害したか
その時の
気分は
相手にしてほしいことは?
(あなたが言ったことは)
帰りが遅くなるのに、連絡がなかった。
怒り
あなたの帰りを待って、夕飯を食べずに待っていました。帰りが遅くなる時は、朝出掛ける時に言うか、夜7時までに連絡をしてください。
部下
「明日のプレゼンの練習に付き合うよ」と言っていたのに、忘れて帰ろうとした。
失望感
明日のプレゼンが心配だから、少しの時間でいいから聞いてほしい。想定質問を一緒に考えてくれると、とっても助かるんだけど。
千田恵吾先生
東京女子医科大学精神神経科、汐田ヘルスクリニック・精神科での研修を経て、現在横浜心理相談センター所長。心理臨床歴21年。