毎日自分の子供と向かい合って、忙しい日々を送っていると「何度同じことばっかり言わせるの!」とか、「いい加減にして~」と叫びたくなる気持ち、とてもよくわかります。
本当は子供にいいところがあっても、普段の生活の中でそれを感じることは難しいですね。
子供のできないところばかり気になって注意はするけれど、できているところは「当たり前」と、受け取ってしまっていませんか? そこを「当たり前」とせずに「ご飯たくさんよく食べたね」とか、「自分で学校へ行く用意ができて偉いなあ」など、できて当然だと思えるようなことでも、ほめてみたらどうでしょう。
ほめられて嫌な気持になる人はいません。特に夜寝る前に何か1つほめてもらうと、非常に効果があるそうです。ほめられているうちに、子供は「自己肯定感」を持ち始めます。
「自己肯定感」とは、「今のこの自分でいいのだ」と思ったり、「自分はほめられる価値のある人間なのだ」と感じることです。これは、人が生きていくうえでとても大切なもので、この自己肯定感が勉強をする意欲になったり、何事にも負けずにがんばろう! という気持に繋がっていきます。
子供に、積極的にやる気を持って取り組む人になって欲しいと願うなら、まず親がしっかりと、その子のできていること、いいところを見てあげることです。
先日、NHKの番組で、「脳科学の世界でも幼児の頃からの親との関わりが、その人の後々の人生を大きく左右することに注目している」ということをやっていました。世界で活躍し認められた人は、子供の頃に親に大変かわいがられ、ほめて育てられているそうです。
子供に「どうして、そんなにだらしがなく、やる気もなくてだめな子なのかしら」と、言いながら育てるとその通りになり、「あなたは優しくて、お手伝いもよくして、頭もいい子ね」と言い続けて育てると、そのようになると言われています。
まして、子供を叱りながら育てる毎日より、ほめながら育てる方が、親も楽しい気持ちで過ごせるのではと思います。日本人はほめて育てることに慣れていないかもしれませんが、オーストラリアでは、小さなことでもほめているところをよく見かけます。言葉掛けをみならってみてもいいかもしれません。少しずつ、子供のいいところを探し、ほめていきましょう。