子供が生まれていろいろなことに興味を持ち始めると、親に「これ何?」と聞いてきます。今までは気が付かなかったいろいろなことが見えてきたため、知りたくて仕方がないのです。
そして、それが3歳頃になると、「なんで?」とか「どうして?」に変わってきます。「ママ何やってるの?」「ご飯作ってるのよ」「何で作ってるの?」「もうすぐ夕飯の時間だからね」「どうして夕飯の時間なの?」「どうしてって、もうすぐ暗くなるでしょ。パパも帰ってくるし」「どうして暗くなるの?」「・・・・」ときりがない、という経験は子供に接したことのある人なら必ずあるでしょう。最後には、忙しくてイライラしたお母さんが「もう、どうしても!!」と言ってしまいたくなることもありますよね。
子供が「どうして?」と聞いてくるからには、きちんと答えなくては、とよくよく考えて答えたわりには、子供が意味をよく把握できず、また他のことについて質問してきます。
子供は大人とは違った思考を持っていますし、語彙力もあまりないので、大人の言ったことを理解できないことはよくあることです。
子供が質問したことに対して「○○ちゃんは、どうしてだと思う?」と逆に質問してみるのもいいでしょう。もし、その答えが違っていたとしても、自分なりの考えを持つことは大切なことです。考えを尊重してあげましょう。「どうしてだと思う?」と大人が質問すると「わかんな~い」という子も結構いますが、そんな時は「うーん、不思議だね、どうしてなんだろうね」と一緒に考えるのも1つの方法です。
子供が「どうして?」と質問してくる心の中には「知りたい」という気持ちもありますが、それよりももっと、「お父さん、お母さんともっと話がしたいよ」「もっと僕とお話してよ」という気持ちがあるのだと思います。子供はもっと親と関わりたい、話したいと思って、「どうして?」という言葉を使うのです。そこからもっと、親とコミュニケーションを取りたいと思っています。「あまりにしつこいので、怒った」というお母さんもおられましたが、ぜひ怒らずに何かお話をしてあげてください。
親とのコミュニケーションがしっかり取れた子供は、家庭の外に出ても人とのコミュニケーションが取れる人になっていくと思います。