子供達が通園し始める1学期は、他の時期に比べるとけがをして帰ってくることが多いかもしれません。幼稚園生活が初めてだったり、又、クラス替え等でお友達や先生が替わると、なんとなくクラス全体が落ち着かず、けがや子供同士のトラブル等が起こりやすいということもあります。
もし、けがをして帰ってきた時には、もちろん園や担任に知らせてください。そうすると、どこでどんなふうにけがをしたのか、次に、その子も含め、他の子もけがをしないように、対処したり注意したりできるので助かります。又、園側も気付かなかったことに対して反省することができます。
しかし、最近の保護者の方の中には、子供のけがに対して敏感になりすぎている人も少なくありません。これは、園側からはなかなか言いづらいところですが、ある意味「子供はけがをしながら育つ」とも言えます。
もちろん、程度にもよりますが、少々のかすり傷ぐらいは、「平気、平気」というお母さんの子供の方が、小さな物事にこだわらず、精神的にも強いように感じます。反対に「えっ? どこけがしたの? 大丈夫? まあ、かわいそう」というお母さんの子供は、少しのことでくじけてしまうところがあるように思います。
このことは、けがだけでなく全てのことに通じます。
例えば、「今日、縄跳びがじょうずにできなかった」と、子供が親に言ってきます。Aちゃんのお母さんは「そうなの? 縄跳びできないの? だめね」と言います。
Bちゃんのお母さんは「あら、明日もがんばればいいんじゃない?」と明るく受け止めます。常にお母さんと接している子供にとっては、いつも明るく元気に受け止めてくれる方が、多少のことにはとらわれず、前向きに「平気、平気、大丈夫」と思いながら育っていくのではないでしょうか。
大切な我が子が困っていたり、けがをしたりすると心配する気持ちはとてもよくわかりますが、何事もおおらかに受け止めてくれるお母さんに育てられると、子供もおおらかに育っていくものです。「ママ~、けがしちゃった~、痛いよ~」と言っきたら、「平気、平気」と明るく笑って抱きしめてあげてください。