この質問、実はとても多いのです。かわいいわが子がいじめにあったらどうしよう、心配だと思うのでは、親として当然のことです。また、昨今のニュースでは、いじめの問題が多く報じられ、不登校になったり、自殺を図る子供もいると聞きます。
ただ、幼児期には、学童期のようないじめはないと言われています。積極的な子供が消極的な子供を従えているように見える「力関係」や、コミュニケーション能力の未熟さから、ちゃんと「貸してね」「いいよ」と言えず、おもちゃ等を取ってしまう、といったことがほとんどでしょう。手を出すことをいじめととらえてしまうという大人の見方もあると思います。
神経質になりすぎず、それよりも、おもちゃが欲しい時にどういうふうに友達に話すといいかを教えましょう。
また、いつも感じることは、「うちの子はいじめられないでしょうか?」と心配する人はいても、「うちの子がいじめていないでしょうか?」と心配する人はほとんどいません。と、いうことは、自分の子がいじめる側になることはあまり心配していない? でも、いじめる子供がいなければ、いじめられる子供もいないということです。本来、人間は動物なので、他をいたぶることは本能として誰にでも備わっているそうです。しかし、人に対する優しさは、その人が成長する中で教育されて身につけていくものだそうです。親と子供がしっかりとコミュニケーションを取り、いろいろな場面で道徳心を育てていくように話をしてあげることが大切です。
今、家族というものを見直さなければならない時期に来ていると言われています。家族とは、「いろいろな幸せ、いろいろな困難、全てを一緒に体験し、支え合って生きていくもの」だそうです。それが壊れているから、子供は家族が悲しむような状況を作ってしまうのでしょう。「僕がこういうことをすれば、大好きな家族がきっと悲しむ。だから道を間違うことはできない」。家族の絆がしっかりしていれば、子供はそう思うはずです。
親がことあるごとに子供に話をし、良いことをしたときには思いっきり褒める、悪いことをしたときにはしっかり叱っていれば、善悪の判断のでき、人の痛みのわかる人に成長していくのではないでしょうか。