オーストラリアの医療システム
オーストラリアに来て間もない人の為に、日本とは違う「医療システム」について説明します。
救急時の診察
夜間のけがや、具合が悪くなったりした時等、救急の場合の対処法は次のようになります。

1. 救急車
生命に関わる程の重症であれば、直ちに救急車を呼びましょう。救急車については前回お話しましたが、まず「000」に電話をかけて“Ambulance(アンビュランス)Please”と言えば、オペレーターが対応してくれます。

2. 病院の救急外来
救急車を呼ぶ程ではないけれど、具合がひどく悪い、翌朝まで待てないという場合、病院の救急外来に行くことができます。たいていの大きな病院には、EMERGENCY(救急)というサインを掲げた入り口があり、救急患者を24時間受け入れています。予約は必要ないので直接行ってください。救急外来へ入ると、まずTriage看護婦から問診を受け、重症度の判断がされます。ここでは受付をした順番ではなく、重症度によって診察の順番を決めるので、状況によっては、待ち時間が2~3時間、又はそれ以上になることは珍しくありません。公立病院よりは私立病院の救急外来の方が、比較的待ち時間は短いです。基本の診察料はだいたい$130~200で、他に受けた検査代、処置代、薬代等が加わります。

3. After Hour GP(一般医時間外診療)
After Hour GPが22時ぐらいまで開いている所もあります。予約が必要なところもあれば、予約不要の所もあるので、まずは電話で問い合わせてみてください。病院の救急外来よりは、比較的待ち時間も短くて済みます。
最寄の救急外来のある病院や After Hour GP がどこにあるか調べるには、YellowPagesのHospitalやMedicalPractitionersの項目等を参考するといいでしょう。
ただしAfter Hour GPには、検査や入院の設備はないので、状況によっては、そこからまた病院の救急外来へ紹介されることもあります。基本の救急の診察料は、だいたい$70~90となります。

当日本語医療センターも、救急患者の受付を夜間・休日とも行なっていますが、患者さんの半数は、いつから具合が悪かったのかを聞くと「昨日から」、「2~3日前から」と言われます。
夜間の救急診療は、日中の診療に比べると割高ですし、全てがスムーズに素早く対応されるわけではありません。その夜、突然事故にあった、具合が悪くなったという場合は、もちろん仕方がありませんが、前から具合が悪いような場合は、日中なるべく早めに診察を受けておきましょう。

日本語医療センター