二人の出会いは?
Ben Watkins(以下B): SUGIZOと最初に会ったのは、2年前のマガジンインタビューでしたね。その部屋にピアノとギターがあって、二人で演奏したらおもしろくて。その後、SUGIZOの音楽のリミックスを手掛けて。
SUGIZO(以下S) :元々JUNO REACTORの10年来のファンで、僕の音楽のリミックスをやってもらいたくて、その当時の彼等の音楽性から、ギタリストとして一緒にやれたらいいなと思って、日本のJUNOのエージェントとベンにアプローチしたんです。
初めて会った時の印象はどうでしたか?
B: SUGIZOは、とても紳士的で、礼儀正しくて、穏やかな男だと思いましたね。
S: 自分にとっては憧れの存在でした。テクノ界で昔から活躍していて、パーティーピープルだと思っていたけれど、イメージとは違って、まさにロックスターという感じでしたね。
JUNO REACTORで多国籍メンバーと共演し、音楽を作り上げる魅力は?
B: JUNO REACTORは、世界中の様々な国の才能溢れるメンバーを受けいれた多国籍バンドで、メンバーそれぞれは遠く離れているけれど、一旦ライブで集まると、予想できないくらい様々な音と感情の広がりが生まれるんですよ。アフリカ、アメリカ、日本、メンバー各自が持つ、違った文化が融合し、ドラム等のトライバルな楽器と新たなテクノロジーが生み出すデジタル音に日本からのギターの音が交錯する、とても素晴らしいプロジェクトですね。
S: 現時点でのJUNO REACTORの存在そのものが、音楽や文化や人種にボーダーがないという証明なんです。それが素晴らしいですよね。僕等はステージを最高に楽しんで、最高に美しい音楽と良い関係を創っていきながら、軽々と世界を超えている。
音楽の為に様々な国から集まった仲間達なんですが、結果的には、一つの家族になっています。こんな意識が、世界レベル、地球レベルに広がっていったら素敵ですね。こんな小さな存在の僕達が、新世界の証明になっているのがすごく心地良いです。
世界で、日本で、パフォーマンスする魅力は?
B: 様々な国で演奏できることは本当に素晴らしいですね。JUNOは「Child of Japan」なんです。岐阜やフジロック等の野外音楽フェス、クラブ等のステージで、僕達は本当に様々な実験的ライブを経験し、そこから色々なアイデアを採用することで、JUNOの音楽と世界観が生まれたんです。JUNOは、日本のバンドとも言えますね。
メルボルンと日本のオーディエンスの違いは?
B: 世界中どこにいっても、オーディエンスは、僕達のパワフルなパフォーマンスを前にして、衝撃を受けますね。「一体自分に何が起きているんだ?」ってね。とりわけ日本のオーディエンスは、JUNOの家族のような存在ですね。毎回、僕達のショーから壮大なエネルギーと感情の広がりを受け取って、涙を流してくれたり、体全身を使って踊ったりね。日本人のSUGIZOが加わったことにより、より良いパワーが生まれていると思います。
世界で、日本で、パフォーマンスする魅力は?
今回、オーストラリアでの野外フェス「Earthcore」と「Earthcore After Party」以外に特別に楽しみにしていることは?
B: カンガルーとコアラが見たいですね。食べないよ、見るだけ。もう何個かコアラのぬいぐるみは買いました(笑)。
S:僕はベジタリアンだから、カンガルーを食べるなんてとても(笑)。
B: カンガルーの雄は、とりわけ人間らしくて、立ったポーズもボクサーみたいで風格があっていいですよね。
S: 僕にとっては南半球、オーストラリア自体が、実は初めてなんです。明日は唯一のオフなので、メルボルンをいろいろ見てまわるのが楽しみですね。
メルボルンにいる日本人に対して、海外で活動している経験を生かしたメッセージをお願いします。
B: JUNO REACTORのライブに来て、僕達の音を体感して欲しいですね。来年もきっとライブで来ます。今後はもっとオーストラリア全土で演奏したいと思っているんです。
S: 皆さん、本当に異国の地でご苦労様です!JUNOのツアーで世界中どこに行っても、その地で頑張っている日本人のコミュニティがあるので、すごくホッとします。
皆さん、各地で日本のアイデンティティを持ってがんばっていますね。また、オーストラリアで、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。