各国から集まった友人から、お国自慢の鍋料理・CLAYPOTSのあるレストランや調理法を聞き出した。寒い季節にぴったり、簡単で野菜もたくさん食べられるし、鍋を囲んだ人々の気持ちまであったまること請け合いだ。お触書を読んだうえで試すべし。
お国自慢の鍋料理レストラン
聞いてみると、アジア圏は鍋料理の種類が多かった。しかも郷土料理っぽいものが多いので、同じ国でも、地域によってスープや具が違う。寒い時期に食べるものが多いせいか、チリを使った辛い鍋が多いのも目に付いた。これぞ鍋の醍醐味だ。フーフー言いながらアツアツをみんなでつつきたい。CRYPOTは、汁の多い鍋とはちょっと違うが、風味のある大ぶりのものを選んでみた。
今回紹介しなかった1人用の石焼鍋なども試していきたい。
韓国のお母さんの味でぬくぬく 韓国 チゲ鍋
チゲ鍋の中でも1番人気のPot luck stew with hams and baked beans(2~3人前 $36)。ビーフストックにキムチやチリパウダーが入って辛い、うまい。ご飯、小皿付きで、箸休めにもいい感じ。缶詰のハムやソーセージ、ライスケーキ、豆も入って、ボリューム満点。韓国人定番のインスタントラーメンがのっているのは、ご愛嬌。他に定番のKimchi Hot pot($15)やSoybean Hot pot with Tofu($14)など種類も豊富。

Seoul House 1st Floor 234 Russell St. Melbourne 03 9663 8883 0412 888 889
中国人が押し寄せる本場の味 中国 重慶火鍋
四川省の鍋を味わうならここ。2種類のスープ(各$5)を選び、野菜、肉、魚介、餅、春雨など、好きな具($3~6)をオーダー。唐辛子で真っ赤に染まったスープはとにかく辛い。入れた具が見る間に赤く染まっていく様は、まさに「火」そのもの。熱さが更に辛さを引き立たせ、おいしさに箸が進む。辛くないスープもあり、半々にして2つの味を楽しもう。タレ(各$1)もピーナッツ、ガーリック、ごま油などお好みで選べる。

重慶楼Chong Qing Hot Pot 654 Elizabeth St. Melbourne 03 9347 4266
食べ放題でガッツリ! 中国 火鍋
チキン(クリアスープ)、サテイ(ピーナッツとチリベースのインドネシア風味)、チリ(唐辛子、山椒などの辛い味付け)の3種類のスープの中から2つ選び、具はバイキング形式で取りに行く(1人$15.95)。この値段でも、牛や豚のスライス肉は絶品。シーフードや魚介のすり身団子、野菜も揃っている。日本のしゃぶしゃぶに似たおいしさで、甘味のあるしょうゆとチリオイルを付けて食べる。鍋は夜だけのメニュー。焼飯、焼そば、デザートも食べ放題。あぁ、満腹。

Dragon Boat Palace 149 Lonsdale St. Melbourne 03 9639 0888
その名もCLAYPOTS オーストラリア Claypots
お勧めCLAYPOTSメニュー5種の中からMoroccanを選ぶ。コスコスがおこげのようにくっついて、ムール貝や白身魚を支えている。なすやBellpepperという、香りのある野菜の組み合わせや不思議な味の緑色のソースは、「多国籍鍋店」にふさわしい。Malay、Cajun、Kerela、ベジタリアン用のCLAYPOTS もあり、Medが$20、Smallが$15。Medは2人でシェアするのにいいサイズ。シーフードがおいしいと地元で評判の店でFitzroy 店もある。

CLAYPOTS 213 Barkly St. St.Kilda  03 9534 1282
白いスープがどんどん赤くなる 韓国 ジョンゴル
Jun Gol と呼ばれる、梨などフルーツエキスでほんのり甘く味付けされた辛い鍋(Bul Nak Jun Gol 2~3人前 $39)のうわさに、はやる気持ちを抑える。下味がしっかり付いた牛肉、タコもとても柔らかく、口の中に幸せが広がる。豆腐、エリンギ、白菜、春菊など、旬の野菜もたっぷり入って日本の鍋に近い。店の定番 Hae Mul Shabu Shabu($59)や魚の卵の鍋Altang Jungol (Spicy Fish Egg Hot Pot $39)も大人気。

大長令 Korean BBQ Restaurant 1/235 Little Bourke St. Melbourne 03 9662 9445
おつまみ感覚で スイス チーズフォンデュ
1899年に設立されたSwiss Club of Victoriaはレストランも兼ねていて、チーズフォンデュが2人前から(1人$19.90)食べられる。4人ぐらいでシェアした方がいいほどたっぷりの量。GruyereとEmmenthalの2種類のチーズとKirschというきつめのお酒、白ワインが入っており、まったり、とろーり、あつあつが楽しめる。クリスマスシーズンには、Weihnachtenというブイヤベースのような鍋もあるとのこと。

Swiss Club of Victoria 89 Flinders Lane Melbourne 03 9650 1196 www.Swiss.org.au/swissclubvic
店長お勧め タイ Hot Pot of Jumbo Hoy
朝市場で仕入れる新鮮なタスマニア産特大ムール貝のHoy Ob Woon Sen($28.50)は、海のミネラルたっぷりで、素材そのもののおいしさが際立つ。たっぷりのガーリックとオイスターソースで、すき焼きにも似た甘いスープが決め手だ。隠し味にコリアンダールーツとブラックペッパーも効いている。春雨と野菜もたっぷりで、ご飯がどんどんすすむ。他にJumbo Prawns($35.50)、Mud Crab(Seasonal Price)のHot Potも試したい。

Sawasdee 1st Floor 139 Little Bourke St. Melbourne 03 9663 4052 www.sawasdee.com.au
鍋奉行がお家でアレンジ
マレーシア ラクサカレー鍋
辛い中にもこくのあるスープで、いくらでも食べられる。あまりフーフーヒーヒーすると過呼吸になる恐れあり。えびやいかなど、シーフードを具にしてもいいかも。最後は麺でしめよう。
マレーシア ラクサカレー鍋
材料:鶏肉、もやし、キャベツ、ピーマン、赤ピーマン、ねぎ、卵、Eggヌードル

秘策:カレーラクサペースト(Laksa Coconut Curry Noodles) びん詰めのラクサペーストもおいしいが、このペーストはカレー味が効いてうまさ2倍。Coconut Cream(AYAM) このメーカーはマレーシアの老舗。100年以上前からココナッツクリームを売っているらしい。

韓国 肉団子チゲ鍋
日本の鍋と同じように出汁をとったら、あとは好きな野菜を入れ、火が通ったところで肉団子投入。少量のみそを加え、最後にコチジャンで辛くしめる。うどんを入れたら、スープも全部飲める。
韓国 肉団子チゲ鍋
材料:豚ひき肉、豆腐、キャベツ、にんじん、しいたけ、ねぎ、うどん 

秘策:コチジャン(CJ Hot Pepper Pasts) いわずもがなの韓国おなじみのチリペースト。赤いパッケージが目印。日本のみそともよく合う。

タイ トムヤム鍋
Tom Yam Goongはえびのスープという意味。えびの頭と殻を外して、スープの出汁に使う。調味料を揃えるのが大変な時は、ペーストやキューブを使うと、あっという間にスープができる。あとは、えびや野菜を入れるだけ。
タイ トムヤム鍋
材料:えびのすり身ボール、たけのこ水煮、フクロダケ、えのき、コリアンダー

秘策:Tom Yamペースト(Instant Hot and Sour Paste) タイからの輸入品で227g入り。調子に乗って使い出したら、大きい土鍋3回分になった。15人前。こくがあって、ライムの香りもほんのり。 Tom Yamスープの素 2個で1ℓのスープができる。

日本 石狩鍋
北海道出身の鍋奉行、メルボルンでおいしいサーモンと乳製品を使わない手はないと、自家製石狩鍋をご紹介。サーモンの塩加減に合わせて、最後にバター、牛乳の量を調整。キャベツと玉ねぎの甘さもたまらない。
日本 石狩鍋
材料:昆布(出汁用)、サーモン、大根、にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、豆腐、しいたけ、ねぎ、みそ、牛乳、バター

秘策:サーモン 安いアラでも切り身でもできる。