2009年の 秋の夜長を鳴き通す あぁおもしろいと勝手に厳選した25本の映画を あなただけに教えちゃう観たことある人は もう一度 観たことない人は 騙されたと思って 一度だけでもみなさんに あぁおもしろい と思ってもらえたらならば 編集部は幸せです
One Flew Over the Cuckoo’s Nest
監督:Miloš Forman 出演:Jack Nicholson
刑務所での強制労働を逃れるため、詐病で精神病院に入るが、病院の管理体制に反発を覚え、問題行動を起こして行く…。
事の本来の意味、本質を
One Flew Over the Cuckoo’s Nest
1975/アメリカ/ドラマ
【病む】ということ【正常】ということ。これらは一体どういうことなのか。この言葉の持つ、大きくて深い、とても複雑な意味合いを、どっしりと心の中に置き去ってくれる作品。日々の自分自身の言動を、もう一度振り返る、良い機会を与えてもらえたような気がする作品。
Metal: A Headbanger's Journey
監督: Sam Dunn 出演: Sam Dunn
批評家はメタルを野蛮音楽と非難するが、それを覆すため、世界中のメタルの聖地を訪ね、ルーツに迫る。

われ、非難されるメタル
Metal: A Headbanger's Journey
2005/アメリカ/ドキュメンタリー
メタルのルーツは? なぜメタルでは「デス」「サタン」なんて出てくるの? という疑問を、インタビューでの対話から引き出し、メタルとファンの実態を描き出していく手法が見事。人類学者で文化の多様性を研究した経験を活かした、体当たり取材は見物。
All About My Mother

監督:Pedro Almodovar 出演:Cecilia Roth
交通事故で一人息子を亡くしたシングルマザーが、様々な女性達との出会いを通して、人生への希望を取り戻していく。

するということ
All About My Mother
1999/スペイン/ドラマ
主人公が愛する人の死を乗り越えて、新しい命を無償の愛で見守る姿が優しく、強く、美しく描かれていて印象的。初めて見たのは独身生活を楽しんでいる時だったけど、人の親になった今、また見直そうかなぁ…と思わせてくれる作品。

The Late Show presents The Olden Days / Bargearse
監督:Santo Cilauro Tony Martin
ゴールドラッシュ期のオーストラリア、とある泥鉱で繰り広げられる人間ドラマと、おなら刑事の爆笑2本立て。

き替えコメディの傑作
The Late Show presents The Olden Days / Bargearse
1993/オーストラリア/コメディ
1974年の名作OZドラマ「Lush」が、とんでもないお馬鹿☆コメディに。ミスター・タイトパンツの「Stupid Hat Day」は、一見の価値あり。劇中音楽の使い方と、OZジョーク満載の吹き替えで、絶妙な作品に仕上がっている! Bargearse刑事については、あえて何も言うまい…。
Black cat white cat

監督:Emir Kusturica 出演:Bajram Severdzan Srdjan Todorovic
ユーゴスラビアの田舎町に住む、博打好きの男が引き起こす、身内やゴッドファーザーを巻き込んだスッタモンダの大騒動。
わりよければ全てよし!?
Black cat white cat
1998/フランス他/コメディ
濃いキャラクター、ジプシー音楽、独特な映像で、地に足が着かない不思議な世界が広がり、良質な娯楽映画といった感じ。  終始ハイテンションで展開し、教訓めいたものは一切抜きで、そんなバカな! と言いながら何も考えずに楽しめる作品。
Once were Warriors

監督:Lee Tamahori 出演:Rena Owen Temuera Morrison
古い伝統の中で生きてきたマオリの人々の、現代に生きる苦悩と、浮き彫りになる理想との差。
統と現代
Once were Warriors
1995/ニュージーランド/ドラマ
古い伝統というのはとても大切で、それを継承していくことは困難を極め、時代が流れることによって伝統のうえに生じる亀裂の中に、窮屈を感じ始めるが、なぜそれが窮屈なのか? どうすればいいのか? 伝統というものは、そんなに私達の現代の暮らしの中で、大切なものなのか?
Eternal Sunshine of the Spotless mind
監督:Michel Gondry 出演:Jim Carrey Kate Winslet
別れた彼女が、彼をその記憶の中から消し去ったことに対し、同じようにして彼女を消し去ってしまうが…。

えないからこそ思い出
Eternal Sunshine of the Spotless mind
2004/アメリカ/ドラマ
思い出したくもない記憶というのは誰にでもあるはず。自分の都合のいいように、特定の記憶を消すことができるのは、良いことなのか、それとも…。思い出したくないのだから、消してしまえばいいようなもの。でも、思い出というのは時間が経てば又、違った味わいが出るもの。
The Exorcist: DIRECTOR'S CUT
監督:William Friedkin 出演:Ellen Burstyn  Jason Miller
12歳の少女の言動がおかしくなり、悪霊に取り憑かれたことが判明し、その悪霊払いに二人の神父が立ち向う。

の中へ…
The Exorcist: DIRECTOR'S CUT
2000/アメリカ/ホラー
小さい時に見た時は、ひたすら怖かったけど、数年前にこのデレクターズカットを見て、良さを再確認。とにかく音楽、映像が美しい。30年以上前に製作されたので、所々それは…と思うシーンもあるけど、ホラー映画とひと言で片付けてしまうにはもったいない作品。
Flirt

監督:Hal Hartley 出演:Hal Hartley 二階堂美穂 永瀬正敏 原千果子
NY、ベルリン、東京、三つの都市を舞台に展開される、旅立つ恋人への不安、新しい恋に揺れる男女の物語。

未来、不安、そして希望
Flirt
1995/アメリカ他/アートハウス
 独特な空気感、時間の流れ方が好き。都市は違えど、恋愛の不安定要素を抱えた人の気持ちは、同じ。同一のセリフとシチュエーション、そして傷。Hal監督も本人役で出演し、東京編の美穂さんと今も仲の良い夫婦。ラストでは、きっと温かな気持ちに包まれる。
Gerry
監督:Gus Van Sant 出演:Matt Damon Casey Affleck
二人の若者が無造作に砂漠を歩き始め、気付いた時には荒野で道に迷い始める。大自然の中を三日三晩迷ったのち…。
い込まれていく感覚
Gerry
2002/アメリカ/ドラマ
Gus Van Santならではの、じーっくりと時間をかけたひとつひとつのシーンに、『?』と思った時にはもう、映画の中にどっぷりとはまっている仕組み。アメリカのまるで、油絵のように美しい大自然と、その脅威を同時に脳に叩きつけられた、すごい作品。
Underbelly
監督: Des Monaghan  主演: Rodger Corser Caroline Craig
1998年から2006年の間にメルボルンで実際に起きたギャング同士の抗争ドラマ。

当にあった怖い話
Underbelly
2008/ オーストラリア/ ドラマ
これを見て、メルボルンの夜に出かけるのはやめようと本気で思ったぐらい印象深いドラマだった。一度見始めたら、次はどうなるのかという妄想にかきたてられ、一気にみてしまった。まだ見てないあなた、メルボルンに住んでいる間に、絶対見るべき作品ではないだろうか。

The World of GOLDEN EGGS
監督:臺 佳彦 出演:Larry Monica
アメリカの、ある地方都市に似た雰囲気を持つ、伝説の街に暮らす、可能性に満ちた「金の卵」達を描いたアニメ作品。
近笑ってない方へ
The World of GOLDEN EGGS
2005/日本/CGアニメ
キャラクターがノリノリで、意味のわからないコトの方が多いが、多彩な番組とキャラクター、音楽、そしてコマーシャルが次々と現れ、しかもついでに英語の字幕付き。英語の勉強にも最適! かな? この世界観は見ないと説明できません。つーか、まじ腹いてえー。
ハチ公物語
監督: 神山征二郎 出演者: 仲代 達矢 八千草 薫
ハチは、飼い主である博士を駅まで送り迎えするのが日課になっていた。が、ある日その博士が突然倒れ…。

なくなる名作
ハチ公物語
1987/日本/ドラマ
犬は人間のように見返りを求めたりしない。一所懸命に主人を愛するだけ。人間の言葉を話さないが、彼らに教わることはたくさんあり、大事なことを気付かせてくれた。犬嫌いな方でも、ぐっとくる、ストレートな映画である。アメリカでリメイクだと。公開は今年らしい。
He Loves Me, He Loves Me Not
監督:Laetitir Colombani 出演:Audrey Tautou
彼女の心臓外科医の恋人には、妊娠中の妻がいるが、その妻との離婚は時間の問題。幸せな日々が続くが、実は全て…。
の中のもう一つの世界
He Loves Me, He Loves Me Not
2002/フランス/ロマンス・スリラー
 【現実との区別が付かない】。よく聴く言葉だが、現実と非現実の世界の違いというのは誰が、どのように判断しているのか? それぞれの世界は、それぞれ現実ではないのかと疑問符を投げかけてくれた作品である。Amelieとは又違う、Audreyの演技がとてもよい。
Monty Python and the Holy Grail
監督:Terry Gilliam Terry Jones  出演:Monty Python
伝説のアーサー王と、愉快なお供の騎士とモンスター達が繰り広げる、聖杯探しの珍道中。
作☆低予算映画
Monty Python and the Holy Grail
1975/イギリス/コメディ
 今もなお新鮮な笑いに溢れる低予算コメディの最高傑作。散々あれこれ引っ張っておいて、スコーンと抜ける衝撃的なオチに、あたなも笑撃を受けること間違いない。ミュージカルも見に行ったけれど、いやぁ、映画って本当にいいもんですね~(水野晴朗風)。
Kids
監督:Larry Clark  出演:Leo Fitzpatrick Chloë Sevigny
ニューヨークのストリート・キッズの生態を、ドキュメンタリー・タッチで赤裸々に描いた異色の青春映画。
供達の演技に注目
Kids
1975/アメリカ/ドラマ
いろんな悪いことをやっている子に限って、いいことばかり。日頃まじめな子が、うっかりやっちゃった1回のミスで、とんでもなく悪いことが起きてしまうという、実にわかりやすい話。ほとんどが素人同然だったという、子供達の演技の自然さが、またよろしいかと。
Lantana
監督:Ray Lawrence 出演:Anthony LaPaglia Rachael Blake
家庭を持つ一人の男が、ある女性と一夜を共にする。家庭から離れていく、困惑する男の心と、本来の愛の形。
切な人
Lantana
2001/オーストラリア/ドラマ
自分自身を失い、同時に家族や、友達までも失っていくことの怖さとさみしさ。本当に大切な人というのは誰なのかを知ること、自分の周りをはっきりと見つめ直すことの大切さ、自分を強く持つことの美しさを、教えてくれる作品。映画の終わり方も興味深い。
Leaving Las Vegas
監督:Mike Figgis 出演: Nicolas Cage Elisabeth Shue
アルコール中毒の男が、恋に落ちた女性と、自分と、中毒の間でもがき苦しみながら、その中で光を見出していくが…。
く生きること
All About My Mother
1995年 アメリカ ドラマ
人間というのは、ものに依存しやすい動物だと思うが、この映画は、依存してしまうということの恐ろしさ、依存してしまう人間の弱さ、愛する二人の悲しい物語。全体を通して、暗く、悲しい作品。作中の色の美しさと深さ、そして音楽との兼ね合いは必見。
Lost in Translation
監督:Sofia Coppola 出演:Scarlett Johansson Bill Murray
有名映画スターとある女性が、言葉も文化も違う国【にほん】で、お互いの寂しさと疑問を、埋め合っていく物語。
虚感と疑問符
Lost in Translation
2003/アメリカ/ドラマ・コメディー
私達は日本で生まれ、言葉や文化が違う、この国で毎日を過ごしているので、主演の二人が日本で感じたこの空虚感や疑問というのは、少なからず感じたことがあると思う。そして、日本という国のいろいろな面を再確認できる興味深い映画だと思う。
Wings of Desire
監督:Wim Wenders 出演:Bruno Ganz Solveig Dommartin
人間達の心の声を聞くことができる天使が、サーカスのブランコ乗りに恋をした。天使は、人間になりたいと願う。

間として生きること
Wings of Desire
1987/ドイツ他/アートハウス ー
初めて見た時、モノクローム映像からカラー映像に切り替わる瞬間が脳裏に焼き付いて離れなかった記憶がある。全編詩的でどこか懐かしく、美しく静かに心にしみ込んでいく感じで、今の生活も悪くないかなぁと思わせてくれる作品。
Salaam Namaste
監督:Siddharth Anand 出演:Saif Ali Khan

メルボルンが舞台のBollywood。美人ラジオDJ Amberと駄目男Nickがシェアして恋して妊娠! さぁ、どうなるの?
ンド版 波の数だけ抱きしめて
All About My Mother
2005/インド/ボリウッド
ビーチで歌って踊る、ぷるんぷるんなAmberの美貌、萩原流行そっくりなNick、脇役のクロコダイル・ダンデーなインド人大家さん&オージーの彼女、個性派キャストがメルボルンライフにマッチして、撮影場所などにも親近感がもてる。つっこみどころ満載な作品!
Sweet Sixteen
監督:Ken Loach 出演:Martin Compston Michelle Coulter
家庭の安らぎを求める15歳の少年が、母と姉との新しい生活を夢見て、ヤクザな世界に身を落としていく。
人はわかってくれない
One Flew Over the Cuckoo’s Nest
2002/イギリス/ドラマ
貧しさ暗さ寂しさがどんよりと漂うのに、不思議と悲壮感がない。主人公が直面するビターな現実に手を差し伸べることなく、救われない現実として描いてるのがすごい。目をそらしたくなるようなヒリヒリする現実を、しっかり見つめることの大切さを教えてくれる作品。
Un Chien Andalou
監督:Pirre Batcheff, Salvador Dali 出演:Simone Mareuil
女性がカミソリで眼球を裂かれる、手のひらから蟻が溢れ出る、浮遊間漂うシュールな映像のコラージュ。
夢の続き…
Un Chien Andalou
1929/フランス/アートハウス
初めて見たのは学生時代で、見てはいけない物を見てしまった、後ろめたい気分になったのを覚えている。動画ではあるけれど、各シーンをひとつひとつ切り取って、絵として並べてもいい感じ。15分程の作品なのに、必ず見た人の記憶に残る、良い悪いを飛び越えた衝撃的な作品。
Walk the Line
監督:James Mangold 出演:Joaquin Phoenix

2003年に亡くなったJonny Cashの、シンガーになってから、刑務所でのライブを成し遂げるまでの物語。
服すること
Walk the Line
2005/アメリカ/バイオグラフィー
【自分を愛すること】。自分自身を愛せない人は、誰のことも愛することができないのだと再認識。自分勝手に生きるのではなく、常に周りとの繋がりや、バランスを考えなければ、周りはおろか、自身のバランスをも保つことはできない。心から離れない作品のひとつ。
Shaun of the dead
監督:Edgar Wright 主演:Simon Pegg Nick Frost
大人になりきれてない彼が、酒を飲んで目覚めた翌朝。いつの間にか、街はゾンビで溢れかえっていた…。
ンビ映画の最高峰!
Shaun of the dead
2004/イギリス/コメディー
完全なパロディなのかなと思ったら、案外きちんとホラーチックになっていたし、妙にシリアスなシーンなのに、結局ギャグが入るところとかもおもしろかった。笑えるのに適度に恐怖感もあり、ゾンビ映画では上位に入る作品だと思う。どきっとして笑いたい方にお勧め。