このところ春らしくなってきましたが、オーストラリアに来てから、1年を通して肌の乾燥がひどくなったという声をよく聞きます。その中でも、手足の乾燥で悩んでいる方が多いようです。今回は「乾皮症」のお話です。
一般的に皮膚のうるおいは、「皮脂」「角質細胞間脂質」「天然保湿因子」という3つの物資によって一定に保たれているそうです。
1. 皮脂:
皮脂腺から分泌される脂のことです。汗などと混じり合って皮膚の表面を覆い、水分の蒸発を防ぎます。
2. 角質細胞間脂質:
表皮で作られ、角質細胞同士の隙間をうめている脂です。角質細胞同士を結合する役目をしています。
3. 天然保湿因子:
角質層にある低分子のアミノ酸や塩類などのことです。水分を捕まえて逃がさない性質を持っています。
外気の乾燥や加齢のため、これらの物質が減ってしまうと、皮膚がひどく乾燥し、皮脂欠乏からくる乾皮症になってしまします。乾皮症になると、角質細胞が剥がれてきて隙間ができ、水分が逃げやすい状態になります。見た目は皮膚が乾燥して粉がふいている状態です。
乾皮症がひどくなると、かゆみを伴い、掻くと悪化して湿疹になったりするので、ひどくなるよなら病院に行くことをお勧めします。最初の段階では、薬局で買える尿素(=Urea)配合のクリーム($10以内)を手足に塗ってください。尿素が配合されているので、多少のかゆみは治まり保湿されます。
もう1つのお勧めは、Elizabeth ArdenのEight Hour Cream($38)です。「8時間で蘇る」というプロダクトですが、クリームというよりバームで、テクスチャーはネットリしていてマツヤニのようです。手荒れや唇のかさつきにお勧めします。少し香り(ひのきのような香り)が強いですが、夜塗ると次の朝シットリ感が違います。顔に塗る場合は毛穴を詰まらせ、ニキビなどの吹き出物が出やすくなる場合もありますので、注意してお試しください。