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女性ホルモンと肌(その1)
人間の体は様々な部位より必要なホルモンが分泌されています。今回は女性のライフサイクルと密接な関係がある女性ホルモンの話です。

卵巣から分泌されている「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と「プロゲステロン」(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンが、女性として生まれてきた性の役割を作り出していますが、女性の体は女性ホルモンによって、様々な加護を受けています。生理や妊娠・出産など、女性特有の機能だけでなく、骨や血管を健康に保ったり、心理面にも影響を及ぼしたり、体の基本的な機能に影響を与えているそうです。ですから、女性ホルモンが乱れると、肌の乾燥・吹き出物が増える、髪や爪が不健康になるなど、美容面でトラブルが出やすくなります。

エストロゲンの働き

子宮、卵巣、乳房などの発育を促すエストロゲンは「美肌ホルモン」とも呼ばれています。肌細胞を作る上での基礎であるコラーゲンやエラスチンの合成を助ける働きがあるため、肌のみずみずしさを保ち、シワができるのを防ぎ、細胞の新陳代謝を高めます。

プロゲステロンの働き

 基本的にエストロゲンを補足します。妊娠の維持・出産に欠かせないプロゲステロンは、皮脂の分泌を促す効果があり、肌の潤いや髪にツヤを与えます。しかし、プロゲステロンが増え過ぎると、皮脂が過剰に分泌されるため、テカリやベタつきをはじめ、ニキビや吹き出物の原因にもなります。

 女性の肌は、25歳頃が最も水分が多く、弾力性もあり、きらきら輝く美しい肌をしているといわれています。しかし、25歳以降、年齢を重ねると、女性ホルモンは卵巣機能の衰えと共に減少していくため、肌に潤いがなくなり、シワやシミが増え、肌の衰えを感じるようになります。

 また、女性の肌の衰えは閉経になることで急激に加速してしまうことから、エストロゲンとプロゲステロンの2つの女性ホルモンが女性の肌に大きな影響を与えていることがわかります。

 次回は月経周期と肌の関係のお話です。

斎藤ナオコ
オーストラリアで Beauty Therapy Diploma を取得。サウスヤラのスキンエステティックに勤め、美容整形外科 (イメージセンター)での研修を経て、開業。