2005年、薬学博士でもある日本大学榛葉繁紀准教授らの研究で、生体リズムを刻む体内時計を調節しているたんぱく質(BMAL1)が、細胞内への脂肪の蓄積とも密接に関係していることが解明されました。
BMAL1(Brain and Muscle Arnt-Like Protein 1)は、細胞内に存在するたんぱく質で、脂肪を溜め込む働きをします。
BMAL1の量は暗くなると増加し、朝、明るくなると減少します。実験の結果、朝10時の値を80とすると、15時に30(最も少ない)、20時に80になり、22時から夜中の2時頃がピークになり、15時の20倍相当の量になります。そして、BMAL1の量が増えると、それだけ脂肪がつきやすくなります。
夕食の時間が遅くなるだけで太る
沖縄の琉球大学で、7人の女性を対象に、10日間ずつ、夕食の時間だけを変えて(18時と22時)、同じカロリーで1日3食の実験をしたところ、18時に夕食を取った時は全員の体重が減り、22時に夕食を取った時には全員の体重が増えたという結果が出ました(NHK解体新ショー)。
本来、人間の体内時計は1日25時間なのだそうですが、朝になり、網膜から光の情報を受けることでリセットされ、夜になると、メラトニン(1日のリズムを正確に刻む時計のようなホルモン)を分泌させて、夜になったことを全身に知らせ、毎日を24時間に修正しながら、1日周期のリズムを作っています。ですから、朝日を浴びずに、不規則な生活や夜型の生活をしている人には、健康的な体内時計は当てはまりません。
健康的で肌にも良い、太らない体を手に入れるには、朝7時頃に起き、朝食と昼食をしっかり食べ、夕食は早目に食べることです。3時のおやつは、規則正しい健康的な生活をしてさえいれば、一番BMAL1が少なくなっている時間なので、理にかなっていると言えます。
10時以降の夜食や間食は、くせになるので止めましょう。