第8回 日本語教師アシスタント
皆さん、こんにちは。今月号はちょっと趣向を変えて、ワーキングホリデーの方に人気のある『日本語教師アシスタント』について書きたいと思います。
オーストラリアでは多くの小・中学校で日本語教育を取り入れており、そこで日本語教師の方々が活躍されています。そして、それを影で支えているのが「日本語教師アシスタント」です。日本語教師アシスタントは文字通り、プロの日本語教師としてではなく、アシスタントとして子供達に日本語・日本文化を教えるというボランティア活動です。
では、なぜ日本語教師アシスタントが人気なのでしょうか。前述しましたが、このプログラムはボランティアのため、無給での勤務がほとんどとなります。それでも「日本語教師を目指している」「日豪の文化を繋ぐ仕事がしたい」「オーストラリアで子供と関わる仕事に就きたい」という熱い想いの方々がとても多いのが理由の1つです。それから、「日本では体験できないことをオーストラリアでやってみたい」というご希望の問い合わせも多くあります。また、経験や資格が特に必要ないという点も人気の秘密です。
日本語教師アシスタントに必要とされるのは、熱意と積極性、そして日本語や日本文化への興味です。ワーキングホリデーでの就職活動は経験や知識、ビザステータスを厳しく問われるため、なかなかチャンスが巡ってきませんが、日本語教師アシスタントは、熱意とヤル気があればチャンスは十分つかめます。言い換えれば、皆さんすべてに平等に門戸が開かれている仕事なのです。もちろん、最低限の英語力(語学学校でUpper Intermediate以上は欲しいところです)や生活費は必要です。実際にアシスタント経験をきっかけに、教育業界でのキャリアに繋げた方や、夢を見つけてその目標に向かって留学する方もとても多く、そういった点も人気のある理由です。
ただ、このプログラムでひとつだけ注意していただきたいのは、日本語教師アシスタントは、日本語での業務が中心となることです。オーストラリアにいるので業務を通して英語力を伸ばしたいという気持ちはとても良くわかりますが、主役はあくまでも授業を受ける子供達で教師やアシスタントではありません。それでも、オーストラリアの学校文化の中で、責任ある1人のスタッフとして働き、普段の生活では見ることのできないオーストラリアの違った一面を知ることができるでしょう。日本文化や日本語の美しさを、オーストラリアの子供達に伝えられることは、とても素敵でやり甲斐のある仕事と思いませんか。