クルマを助ける救急箱
日本とオーストラリアでは、日常の扱い方はもちろん、法令点検や定期点検の方法等、多くの点で違いが見られます。走行状況、扱い方によって故障箇所や点検箇所も違います。これから安全かつ安く保持するコツを伝授していきます。

ふた箱目:「バッテリー上がりの際の救難方法」

Q
: バッテリーが上がってしまったようです。
A
:ジャンプスタートをしてみましょう。

ジャンプスタートとは、他車や予備のバッテリーとあなたの車のバッテリーを、ジャンパーリードで繋いでエンジンを始動する作業です。バッテリー端子を繋ぐ際は、あなたの車の(+)→供給側の(+)→供給側の(-)→あなたの車の(-)、という順序で繋いでください。この際の手順を間違えると、更なる車のトラブルやあなたの身にも危険が生じるので、細心の注意が必要です。詳しくは車の取扱説明書等をご参考ください。
Q
:周囲に誰もいないし予備のバッテリーやジャンパーリードがありません。
A
お湯をかけてみましょう。

寒い時期ならではのウラ技をご紹介します。沸騰したたっぷりのお湯を、バッテリー本体にゆっくりとかけてみてください。可能であれば、バッテリー本体をゆすってみたりもしてください。バッテリーが温まることによってエンジンが始動する場合があります。
Q
:お湯どころか水すらありません。
A
マニュアル車であれば押しがけも有効です。

マニュアル車の場合、車を人に押してもらったり下り坂を使って車体を動かし、勢いがついた時点で2速ギアに入れ、クラッチを繋いでエンジンを始動させる方法です。ただし、この作業には周囲の安全確保と、車を押してくれる人手の確保が大前提です。
Q
:よくわかりません。
A
RACVや最寄りの整備工場に助けを求めましょう。

自動車の修理や整備には常に危険が伴います。自分で修復する自信がない場合は、プロに頼るのが最善です。
河原 修平
日本で6年、オーストラリアで6年の経験を持ち、日豪両国で有資格の自動車整備士。現在はAscot Valeの自動車整備工場に勤務中。