クルマを助ける救急箱
日本とオーストラリアでは、日常の扱い方はもちろん、法令点検や定期点検の方法等、多くの点で違いが見られます。走行状況、扱い方によって故障箇所や点検箇所も違います。これから安全かつ安く保持するコツを伝授していきます。

ひと箱目:「エンジン不始動時の簡単な診断方法と応急処置」

Q
: エンジンが始動しません。
A
:慌ててRACVや整備工場に電話をする前に、まず基本的な事をチェックしましょう。

アラームは解除されていますか? マニュアル車の場合、ギアがニュートラルに入っていますか? オートマ車の場合、シフトレバーがPかNレンジに入っていますか? 4WD車の場合、駆動方式レバーがちゃんと選択されていますか? クラッチを踏み込まないと始動しない車もあります…と、こんな些細なことが原因でエンジンが始動しないことが多々あります。整備工場に駆け込む前にチェックしましょう。
Q
:それでもエンジンが始動しません。
A
:まず、クランキングをするか確認をしましょう。

キーをスタートまで回した時、エンジンが「キュルキュルー」と回転するでしょうか? しない場合は、一旦落ち着いて車の現状を見てみましょう。キーをONの位置まで回した時に、メーターパネル内の警告ランプ等が点灯するでしょうか? 点灯したらそのままSTARTまでキーを回してみてください。その際にランプが消えてしまった、もしくは暗くなってしまったという場合はバッテリー上がりの可能性があります。 また、キーONの時点でランプが点灯しない、STARTまで回した時にランプが元気良く点灯している、元気良くクランキングする等の場合は、電気系統や燃料系統等の原因が考えられます。RACVや最寄りの整備工場へ助けを求めましょう。
河原 修平
日本で6年、オーストラリアで6年の経験を持ち、日豪両国で有資格の自動車整備士。現在はAscot Valeの自動車整備工場に勤務中。